Suno(スノ)とは?AIで誰でも作曲できる音楽生成ツールの使い方と最新機能2026

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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この記事でわかること

  • Sunoがどんな音楽生成ツールなのか
  • Sunoでできる主な機能
  • Sunoの使い方(初心者向け)
  • Sunoのメリットとデメリット
  • Sunoがおすすめな人

Suno(スノ)とは?

Suno(スノ)は、アメリカのSuno Inc.が開発した、AIで音楽を自動生成してくれるツールです。楽器が弾けなくても、作曲の知識がなくても、文章を入力するだけで、AIがメロディ、伴奏、さらにボーカル(歌声)まで含んだ完成された楽曲を作ってくれます。まるで自分専属の作曲家がいるような感覚で、オリジナル曲を作れるのが最大の魅力です。

2026年4月時点で、Sunoは世界中で200万人以上の有料ユーザーを抱える人気ツールです。日本語にも完全対応しており、日本語の歌詞でも自然なイントネーション(音の高低やリズム)で歌ってくれます。作った曲はダウンロードして、SNSで共有したり、動画のBGMとして使ったりできます。有料プランに加入すれば、商用利用(お店のBGMや広告など)も可能です。

Sunoには無料プラン(Basic Plan)と有料プラン(Pro Plan:月10ドル、Premier Plan:月30ドル)があります。無料プランでも1日50クレジット(約10曲分)が使えるので、試しに使ってみるには十分です。ただし、無料プランで作った曲は商用利用できないので注意が必要です。2025年末にはワーナー・ミュージック・グループとのパートナーシップも発表され、音楽業界からも認められつつあります。

Sunoでできること

Sunoには、音楽制作を簡単にする便利な機能がたくさんあります。2026年に追加された最新機能も含めて、主な機能を5つ紹介します。

1. テキストから自動作曲

Sunoの基本機能は、テキストプロンプト(作りたい音楽の説明文)を入力するだけで曲を作ってくれることです。例えば「明るいポップス」「切ないバラード」「元気なロック」といった簡単な言葉を入力すれば、AIが自動で歌詞とメロディを考えて、約30秒から1分で完成した曲を生成します。楽器の編成(ピアノ、ギター、ドラムなど)もAIが自動で選んでくれるので、音楽の専門知識は一切必要ありません。

2. 自分で歌詞を書いてカスタム生成

AIに歌詞を任せるだけでなく、自分で書いた歌詞を使って曲を作ることもできます。カスタムモード(Custom Mode)で、自分の歌詞を入力し、曲のジャンル(ポップス、ジャズ、ロックなど)や雰囲気(明るい、悲しい、激しいなど)を指定すれば、AIがその歌詞に合ったメロディと伴奏を付けてくれます。思い出の詩や、伝えたいメッセージを歌にしたいときに便利です。日本語の歌詞でも問題なく対応しています。

3. Voices機能(自分の声で歌わせる)

2026年3月にリリースされたv5.5の目玉機能が、Voices(ボイス)機能です。これは、自分の歌声を録音してSunoに学習させることで、自分の声でAIに歌ってもらえる機能です。使い方は、指定されたフレーズを歌って録音し、AIに声のスタイルを覚えてもらいます。すると、その後に生成する曲は、自分の声に似た歌声で歌われるようになります。Pro以上の有料プランで利用でき、声の本人確認(録音した人が本当にその声の持ち主かどうかのチェック)も行われるので安心です。

4. Suno Studio(本格的な音楽編集)

Suno Studioは、Sunoが提供する初のAI対応DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション、つまり音楽制作ソフト)です。生成した曲をタイムライン上で細かく編集でき、ボーカル、ドラム、シンセサイザー(電子楽器)などを個別に追加したり、調整したりできます。MIDI(音楽データの規格)でエクスポート(書き出し)もできるので、他の音楽ソフトとの連携も可能です。Premier Planで全機能が使えます。プロのミュージシャンや、より本格的に音楽を作りたい人に向いています。

5. カスタムモデルとMy Taste機能

v5.5では、カスタムモデル機能も追加されました。これは、自分の好きな音楽スタイルをAIに学習させて、自分専用のSunoを作る機能です。Pro以上のユーザーは最大3つまでカスタムモデルを作成できます。また、My Taste(マイ・テイスト)機能を使えば、過去に「いいね」した曲の傾向を学習し、自分好みの曲を生成しやすくなります。使えば使うほど、自分の音楽の好みに合った曲を作れるようになる、パーソナライズ(個別最適化)機能です。

Sunoの使い方

Sunoは、初心者でも3ステップで簡単に音楽を作れます。ここでは、基本的な使い方を説明します。

ステップ1:公式サイトでアカウント作成

まず、Sunoの公式サイト(https://suno.com)にアクセスします。トップページの「Get Started」または「Sign Up」ボタンをクリックして、アカウントを作成します。GoogleアカウントやDiscordアカウントでログインすることもできます。無料のBasic Planでも十分試せるので、最初は無料プランで始めるのがおすすめです。ログインすると、音楽生成画面(Create画面)が表示されます。

ステップ2:テキストプロンプトを入力

画面中央の入力ボックスに、作りたい曲のイメージを日本語で入力します。例えば「夏の海辺をイメージした爽やかなポップス」「失恋の悲しみを歌ったバラード」「テンションが上がる激しいロック」など、自由に書いてOKです。ジャンル、雰囲気、テーマを具体的に書くと、AIがイメージに近い曲を作りやすくなります。入力したら「Create」ボタンを押します。約30秒〜1分で、2つのバージョンの曲が生成されます。

ステップ3:曲を再生・ダウンロード・共有

生成された曲は、すぐに再生できます。気に入った曲があれば、曲名の横にある「…」(メニューボタン)をクリックして、「Download」を選べばMP3形式でダウンロードできます(無料プランでも可能ですが、商用利用は禁止)。また、「Share」を選べば、SunoのURL(リンク)を取得して、SNSで友達に共有することもできます。もし満足できなければ、プロンプトを変えて何度でも再生成できます。クレジットが許す限り、何曲でも作れます。

Sunoのメリットとデメリット

Sunoには、便利な点もあれば、注意すべき点もあります。実際に使う前に、メリットとデメリットを知っておきましょう。

メリット

  • 楽器や作曲の知識が一切不要:文章を書くだけで、プロ並みの曲が作れます。
  • 日本語に完全対応:日本語の歌詞でも、自然なイントネーションで歌ってくれます。
  • 無料プランでも十分試せる:1日50クレジット(約10曲分)が無料で使えます。
  • 生成が速い:約30秒〜1分で、ボーカル付きの完成した曲ができます。
  • 多彩なジャンルに対応:ポップス、ロック、ジャズ、ヒップホップ、クラシックなど幅広いジャンルに対応。
  • Voices機能で自分の声を使える:有料プランなら、自分の声で歌わせることができます。
  • 商用利用が可能:有料プランに加入すれば、作った曲をビジネスに使えます。
  • コミュニティが活発:公式サイトでは、他のユーザーが作った曲を聴いたり、インスピレーションを得たりできます。
  • 感情表現が豊か:ボーカルの息遣いや声の揺れなど、人間らしい表現力があります。

デメリット

  • 無料プランでは商用利用不可:無料で作った曲は、お店のBGMや広告には使えません。
  • クレジット消費が早い:1曲生成に5クレジット使うので、無料プランだと1日10曲までです。
  • 完全なコントロールは難しい:AIが自動で作るため、細かい音の調整や楽器の指定は限定的です。
  • 著作権の問題:生成された曲の学習データについて、一部レコード会社との訴訟が続いています(2026年4月時点)。
  • 音楽の専門家には物足りない:本格的な音楽編集には、Suno Studioが必要(Premier Planのみ)。
  • 日本語の発音が不自然なことがある:改善されていますが、たまに変なアクセントになることがあります。
  • 有料プランの料金がやや高い:Premier Planは月30ドル(約4,500円)なので、趣味で使うには割高に感じるかもしれません。

Sunoはこんな人におすすめ

Sunoは、音楽を手軽に作りたい人や、オリジナル曲が欲しい人にぴったりです。具体的には、こんな人におすすめです。

  • 音楽初心者:楽器が弾けなくても、作曲の知識がなくても、すぐにオリジナル曲を作れます。
  • YouTuber・動画クリエイター:オリジナルのBGMを作って、動画に個性を出せます(有料プランで商用利用可能)。
  • シンガーソングライター志望:作詞はできるけど作曲が苦手な人に最適。自分の歌詞に曲を付けてくれます。
  • 企業のマーケティング担当:広告やプロモーション動画のオリジナルBGMを低コストで作れます。
  • ゲーム開発者:ゲームのBGMや効果音を手軽に生成できます。
  • 趣味で音楽を楽しみたい人:友達へのサプライズソングや、結婚式のオリジナル曲を作れます。
  • 音楽教育者:生徒に「こんな雰囲気の曲はこうなる」と実例を見せるのに便利です。
  • 自分の声で歌わせたい人:Voices機能で、自分の声のクローンを使ったオリジナル曲が作れます。

逆に、プロのミュージシャンとして細かい音作りにこだわりたい人や、著作権の問題を気にする人には、現時点では完全にはおすすめできません。本格的な音楽制作には、従来のDAWソフト(Logic Pro、Ableton Liveなど)と組み合わせて使うのが良いでしょう。Sunoは「アイデア出し」や「下書き」のツールとして非常に優秀です。

まとめ

Sunoは、AIを使った音楽生成ツールで、誰でも簡単にオリジナル曲を作れます。2026年4月時点での最新機能も含め、この記事の要点をまとめます。

  • SunoはSuno Inc.が開発したAI音楽生成ツール
  • テキストを入力するだけで、メロディ・伴奏・ボーカルを含む完成した曲を作れる
  • 日本語に完全対応しており、日本語の歌詞も自然に歌える
  • 無料プランは1日50クレジット(約10曲)、有料プランはPro(月10ドル)とPremier(月30ドル)
  • 有料プランなら商用利用が可能
  • 2026年3月リリースのv5.5で、Voices(自分の声で歌わせる)、カスタムモデル、My Taste機能が追加
  • Suno Studioで本格的な音楽編集もできる(Premier Planのみ)
  • 200万人以上の有料ユーザーを持ち、ワーナー・ミュージックとも提携
  • 競合のUdioと比べて、Sunoは使いやすさと感情表現で優位
  • 音楽初心者、動画クリエイター、シンガーソングライター志望、企業マーケティング担当に最適
  • 無料プランでは商用利用不可、著作権問題が一部残っている
  • 楽器や作曲の知識がなくても、30秒〜1分でプロ並みの曲が作れる

Sunoは、特に音楽制作のハードルを下げたい初心者や、オリジナルBGMが欲しいクリエイターにとって、非常に強力なツールです。無料プランでも十分に楽しめるので、まずは公式サイト(https://suno.com)にアクセスして、「夏の思い出を歌った爽やかなポップス」「勇気が湧くロック」など、好きなテーマで1曲作ってみてはいかがでしょうか。AIが数十秒で、あなただけのオリジナル曲を届けてくれます。

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