Synthesia(シンセシア)で研修動画の作成を自動化する3ステップ【初心者向け】

Synthesia(シンセシア)のイメージイラスト

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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この記事でわかること

  • Synthesia(シンセシア)を使えば撮影なしで研修動画が作れる理由
  • アカウント作成から動画公開までの具体的な3ステップ
  • 初心者がつまずきやすいポイントと解決策
  • 複数言語対応やカスタムアバターなど応用テクニック
  • 無料プランでも試せる実践的な使い方

なぜ研修動画の作成をSynthesia(シンセシア)で自動化するのか

従来の研修動画は撮影スタジオやカメラ、編集ソフトが必要でした。講師のスケジュール調整だけで数週間かかることも珍しくありません。Synthesiaを使えば、テキストを入力するだけでAIアバター(仮想の講師キャラクター)が話す動画を数分で生成できます。2026年7月には料金が最大38%値下げされ、Starterプランは月29ドルで利用可能になりました。230種類以上のアバターと125言語以上の音声に対応しており、グローバル企業の多言語研修にも最適です。カメラの前に立つのが苦手な方でも、プロ品質の動画を手軽に作れるのが最大の魅力です。

ステップ1: 準備(アカウント作成と初期設定)

まずSynthesiaの公式サイトにアクセスして無料アカウントを作成します。クレジットカード不要のFreeプランなら今すぐ試せます。メールアドレスとパスワードを入力してSign Upボタンを押すと、確認メールが届きます。メール内のリンクをクリックすれば登録完了です。ログイン後、ダッシュボード画面が表示されます。左側に「Create video」という青いボタンがあるので、これをクリックして新規プロジェクトを開始します。初回は簡単なチュートリアル動画が流れますが、スキップしても問題ありません。この時点で55種類以上のテンプレートが使える状態になっています。

ステップ2: 設定(具体的な操作手順)

テンプレート一覧から「Corporate Training」や「Educational」カテゴリーを選びます。今回は「New Employee Onboarding」(新入社員研修)テンプレートを使ってみましょう。テンプレートをクリックすると編集画面に移ります。左側のテキストボックスに研修内容を日本語で入力してください。例えば「当社の行動規範は3つあります。1つ目は顧客第一、2つ目はチームワーク、3つ目は継続的な学習です」のように書きます。次に右側のアバター選択エリアで講師役のキャラクターを選びます。性別、年齢、服装で絞り込めるので、ビジネススーツを着た30代女性アバターなど会社のイメージに合うものを選びましょう。音声設定で「Japanese」を選び、話すスピードを「Normal」にします。背景色や字幕の有無も調整できます。

ステップ3: 実行と検証(結果を確認する)

画面右上の「Generate」ボタンを押すと動画生成が始まります。通常1〜3分で完成しますが、混雑時は5分ほどかかることもあります。生成中は他の作業をしていても大丈夫です。完了するとメール通知が届き、ダッシュボードの「Videos」タブにサムネイルが表示されます。再生ボタンを押して内容を確認しましょう。アバターの口の動き(リップシンク)が日本語の発音と合っているか、音声の速度が聞き取りやすいかをチェックします。問題なければ「Download」ボタンでMP4ファイルをダウンロードできます。社内の学習管理システム(LMS)にアップロードすれば、すぐに全社員へ配信可能です。修正が必要な場合は「Edit」ボタンで編集画面に戻れます。

つまずきポイントと対策

初心者が最もつまずくのは「音声が不自然に聞こえる」ケースです。これは一文が長すぎることが原因です。60文字以内で区切り、句読点をしっかり入れると改善します。また専門用語や略語はカタカナで書くとAIが正しく読み上げられないことがあります。例えば「DX」は「ディーエックス」と書くか、英語モードで「D X」とスペースを入れると解決します。2つ目のつまずきは「アバターの表情が硬い」問題です。2026年版では感情タグ機能が追加されており、テキストに「[笑顔]」や「[真剣]」と書くと表情が変わります。3つ目は「動画の尺が長すぎる」パターンです。Freeプランは1本3分までなので、研修を複数の短編に分割する設計が効果的です。各章を5分以内にまとめると視聴者の集中力も保てます。

応用テクニック

さらに活用するなら多言語展開がおすすめです。同じテキストを英語や中国語に翻訳してアバターと音声を変えるだけで、海外拠点向け研修動画が完成します。2026年に追加されたDubbing 2.0機能を使えば、日本語動画を自動で他言語に吹き替えることも可能です。また有料プランではカスタムアバター機能が使えます。実際の社長や人事担当者の顔写真をアップロードすると、その人そっくりのアバターが作れます。親近感が増すため内定者向け動画で活用する企業が増えています。さらにRoleplay Sessions機能では、営業ロールプレイや面接練習など対話型の研修コンテンツも作成できます。AIアバターが受け答えして採点までしてくれるため、反復練習に最適です。背景に会社のロゴや製品画像を入れるとブランディング効果も高まります。

まとめ

  • Synthesiaはテキスト入力だけで研修動画を数分で自動生成できるAIツール
  • 無料プランで今すぐ試せて、有料版も月29ドルから利用可能(2026年値下げ済み)
  • アカウント作成→テンプレート選択→テキスト入力の3ステップで完成
  • 一文60文字以内に区切ると音声が自然に聞こえる
  • 多言語対応やカスタムアバターで研修の質がさらに向上
  • 撮影スタジオ不要で人事担当者1人でもプロ品質の動画が作れる