Devin(デビン)でバグ修正を自動化する3ステップ【初心者向け】

Devin(デビン)のイメージイラスト

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

taolis.net X note Voicy YouTube

プログラムのバグ(不具合)を見つけて直すのって、意外と時間がかかりますよね。Devin(デビン)は、そんなバグ修正を自動でやってくれる AI ソフトウェアエンジニアです。この記事では、初心者でもすぐに使える 3 ステップの手順を、実際の画面イメージと一緒にわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • Devin を使うメリットと、どんな人に向いているか
  • アカウント作成から初期設定までの具体的な手順
  • バグ修正タスクを依頼して結果を確認する方法
  • よくある失敗と解決策
  • もっと便利に使うための応用テクニック

なぜバグ修正を Devin(デビン)で自動化するのか

バグ修正って、エラーメッセージを読んで、原因を探して、コードを直して、テストして…と、手間がかかりますよね。Devin は Cognition Labs が作った完全自律型 AI エンジニアで、これらの作業をすべて自動でやってくれます。従来のコード補完ツールと違って、指示を出すだけでバグを見つけて修正コードを書き、テストまで実行してくれるんです。

2026 年 2 月に発表された Devin 2.2 では、起動速度が 3 倍になり、デスクトップアプリや Windows 開発にも対応しました。料金も月額 20 ドルから始められるようになり、個人開発者でも手が届きやすくなっています。バグ修正にかかる時間を大幅に減らせるので、新しい機能開発に集中できるのが最大のメリットです。

ステップ1: 準備(アカウント作成と初期設定)

まずは Devin の公式サイト(https://devin.ai/)にアクセスして、アカウントを作ります。画面右上の「Sign Up」ボタンをクリックすると、登録画面が開きます。メールアドレスで登録するか、Google アカウントや GitHub アカウントでログインできます。初めての方は GitHub アカウントでの登録がおすすめです。開発中のコードにアクセスしやすくなります。

登録が完了すると、プラン選択画面が表示されます。個人で試すなら Core プランで十分です。ACU(AI Compute Unit)という単位で料金が決まり、1 ACU で約 15 分の作業ができます。初回は 9 ACU がもらえるので、まずは無料で試してみましょう。登録後、ダッシュボードが開いたら、画面左のメニューから「Settings」を選び、GitHub や VS Code などの開発ツールと連携しておくと便利です。

ステップ2: 設定(具体的な操作手順)

準備ができたら、実際にバグ修正を依頼してみましょう。ダッシュボードの「New Session」ボタンをクリックすると、タスク入力画面が開きます。ここに、修正してほしいバグの内容を日本語で書きます。たとえば「ログイン画面でパスワードを間違えるとアプリがクラッシュする。このバグを修正して」と入力すればOKです。

次に、バグが起きているコードのリポジトリ(保管場所)を指定します。GitHub のリポジトリ URL を貼り付けるか、ローカルのフォルダを選択します。Devin は自動でコードを読み込んで、関連ファイルを探してくれます。この時点では何も変更されないので安心してください。設定が終わったら「Start Session」ボタンを押すと、Devin が作業を開始します。画面には「Planning(計画中)」と表示され、どのファイルをチェックするか決めている様子がリアルタイムで見られます。

ステップ3: 実行と検証(結果を確認する)

Devin が作業を進めると、画面には「Reading files」「Testing」「Coding」といったステータスが順番に表示されます。バグ修正では通常、5〜10 分で結果が出ます。完了すると「Pull Request Created」というメッセージが表示され、GitHub に修正コードの Pull Request(変更提案)が自動で作られます。

Pull Request を開くと、どのファイルのどの行を修正したか、詳しく書かれています。Devin は修正理由も英語でコメントしてくれるので、翻訳ツールで読めば「なぜこの変更が必要だったか」も理解できます。テスト結果も一緒に表示されるので、修正後にエラーが出ていないか確認しましょう。問題なければ「Merge」ボタンを押して、本番コードに反映します。もし意図と違う修正だった場合は、Devin のセッション画面に戻って「もっと詳しく」指示を追加すれば、やり直してくれます。

つまずきポイントと対策

初めて使うときによくあるのが「指示があいまいで、期待と違う修正をされた」というケースです。たとえば「バグを直して」だけだと、Devin はどのバグか判断できません。「〇〇機能で△△すると××エラーが出る。このエラーを解消して」のように、具体的に書くのがコツです。

もう一つは「ACU が足りなくなって途中で止まった」というパターン。複雑なバグだと 1 回で 2〜3 ACU 使うこともあります。残り ACU は画面右上で確認できるので、足りなくなりそうなら追加購入(1 ACU あたり約 2 ドル)しましょう。また、Devin が対応していないプログラミング言語やフレームワークもあります。公式ドキュメントで対応状況を事前にチェックしておくと安心です。

応用テクニック

慣れてきたら、複数のバグをまとめて依頼する「バッチ修正」にも挑戦してみましょう。タスク入力欄に箇条書きで複数の不具合を書けば、Devin が優先順位をつけて順番に処理してくれます。また、Devin 2.2 の新機能「Interactive Planning」を使えば、修正プランを事前に確認して、必要な部分だけ修正するといった細かい指示も可能です。

さらに、Slack や Discord と連携すれば、Devin の作業完了通知をチームで共有できます。Settings の「Integrations」からワンクリックで設定できるので、チーム開発でも便利です。定期的なバグチェックを自動化したいなら、Cron ジョブ(定期実行の仕組み)と組み合わせて、毎日決まった時間にテストを走らせて問題があれば Devin に修正させる、といった使い方もできます。

まとめ

  • Devin(デビン)は、バグ修正を自動化できる完全自律型 AI エンジニア
  • 公式サイトでアカウントを作り、GitHub と連携すれば準備完了
  • バグ内容を具体的に書いて Session を開始すれば、自動で修正コードと PR が作られる
  • 指示はできるだけ詳しく書くのがコツ、ACU の残量にも注意
  • 複数バグのまとめ修正や Slack 連携など、応用も可能

Devin を使えば、バグ修正にかかる時間を大幅に減らして、もっと創造的な開発に集中できます。月額 20 ドルから試せるので、まずは小さなバグで試してみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です