画像生成AIツールの中でも人気の高い「Stable Diffusion(ステーブルディフュージョン)」を1ヶ月間使ってみました。無料で使えるという魅力に惹かれて始めましたが、実際に使ってみるとメリットもデメリットもありました。この記事では、実際に使った筆者の正直な感想をお伝えします。
この記事でわかること
- Stable Diffusionを選んだ理由と初期の印象
- 1ヶ月使ってわかった良かった点と残念だった点
- MidjourneyやDALL-Eとの違い
- どんな人におすすめか、向いていない人は誰か
- 実際に使ってみた本音の評価
Stable Diffusion(ステーブル)を選んだ理由
私がStable Diffusionを選んだ最大の理由は「完全無料で使える」という点でした。他の画像生成AIは月額料金がかかるのに対し、Stable Diffusionはオープンソース(誰でも自由に使えるソフトウェア)なので、自分のパソコンにインストールすれば生成回数の制限なく使えます。また、2026年4月に発表されたStable Diffusion 4では、4096×4096ピクセルの高解像度画像が作れるようになり、テキスト描画(文字を画像に入れる機能)も大幅に改善されたと聞いて、試してみたくなりました。商用利用も可能という点も魅力的でした。
1週間使った第一印象
正直に言うと、最初の1週間はかなり戸惑いました。インストールの手順が複雑で、専門用語(プロンプト、LoRA、ネガティブプロンプトなど)がたくさん出てきて理解するのに時間がかかりました。MidjourneyやDALL-Eのように簡単に始められるわけではなく、ある程度の学習が必要です。ただ、一度使い方を覚えてしまえば、自分の好みに合わせて細かく調整できる自由度の高さに感動しました。生成速度は自分のPCスペック(性能)に依存するため、私のパソコン(GPU: RTX 3060)では1枚あたり約30秒かかりました。
良かった点 トップ3
1. 完全無料で回数無制限
自分のパソコンで動かせば、何枚生成しても追加料金はかかりません。他のツールだと月に200枚などの制限がありますが、Stable Diffusionなら納得いくまで何度でも試せます。
2. カスタマイズの自由度が高い
モデル(画像の雰囲気を決める設定ファイル)やLoRA(特定のスタイルを追加する機能)を自由に組み合わせられるので、自分だけのオリジナル画像が作りやすいです。アニメ風、リアル写真風、水彩画風など、好みのスタイルを追求できます。
3. 商用利用が可能
生成した画像をブログやSNS、商品デザインなどに自由に使えます。他のツールでは商用利用に追加料金が必要な場合もありますが、Stable Diffusionなら無料プランでも商用利用OKです。
残念だった点 トップ3
1. 初心者には難しい
インストールから設定まで、専門知識がある程度必要です。プロンプト(AIへの指示文)の書き方にもコツがあり、最初はうまく思い通りの画像が作れませんでした。学習コストが高いと感じました。
2. PCのスペックが必要
高品質な画像を短時間で生成するには、高性能なGPU(グラフィックボード)が必須です。私のPCでも1枚30秒かかるので、低スペックPCだとさらに時間がかかるか、そもそも動かない可能性があります。
3. すぐに使える美しさには欠ける
Midjourneyのように、短いプロンプトでも美しい画像が出てくるわけではありません。細かい調整や試行錯誤が必要なので、すぐに結果を出したい人には向いていません。
他のツールと比べて感じた違い
私は以前にMidjourneyも使ったことがあるのですが、両者は全く違う方向性のツールだと感じました。Midjourneyは「誰でも簡単にプロ級の画像を作れる」ツールで、短いプロンプトでも映画のような美しい画像が出てきます。月額10ドルからですが、手軽さと品質は抜群です。一方、Stable Diffusionは「自由度を求める上級者向け」のツールです。無料で使える代わりに、学習コストとPCスペックが必要になります。DALL-Eはプロンプトの理解力が高く、複雑な指示にも正確に応えてくれますが、Stable Diffusionほどのカスタマイズ性はありません。用途に応じて使い分けるのがベストだと思います。
結論:おすすめする人・しない人
おすすめする人
コストをかけずに画像生成を楽しみたい人、カスタマイズや細かい調整が好きな人、商用利用を前提にしている人、PCスペックに自信がある人におすすめです。時間をかけて学べば、非常に強力なツールになります。
おすすめしない人
すぐに結果を出したい人、専門知識を学ぶ時間がない人、低スペックPCしか持っていない人、手軽さを重視する人には向いていません。そういった方にはMidjourneyやDALL-Eの方が合っていると思います。
まとめ
- Stable Diffusionは無料で回数無制限に使える画像生成AIツール
- 良い点:完全無料、カスタマイズ自由、商用利用可能
- 残念な点:初心者には難しい、PCスペックが必要、すぐには美しい画像が作れない
- Midjourneyは手軽で美しいが有料、DALL-Eはプロンプト理解力が高い
- コストと自由度を重視するなら最適、手軽さ重視なら他ツールが良い
- 学習コストを乗り越えられれば、非常に強力なツールになる
1ヶ月使ってみて、Stable Diffusionは「時間と労力をかける価値のあるツール」だと感じました。初心者には厳しいですが、使いこなせれば唯一無二の存在です。無料で始められるので、興味がある方はぜひ試してみてください。


