• Midjourney(ミッドジャーニー)を1ヶ月毎日使った、正直な感想をまとめました
  • 2026年7月24日に標準モデルになったV8.2は、好みを学ぶパーソナライゼーションが強みです
  • 料金は月10ドル(Basic)から。本格的に使うなら月30ドルのStandardが目安です
  • 年間の売上が100万ドルを超える会社は、ProかMegaの契約が必要です
  • 向いている人・向いていない人も、他のツールとの比較つきで紹介します

「Midjourneyは気になるけれど、英語ばかりで難しそう」「お金を払って後悔しないかな」。そんな不安を持つ方に向けて、1ヶ月使ってわかった良い点と悪い点を、2026年10月時点の情報とあわせて、正直に書きます。

Midjourneyを選んだ理由

きっかけは、SNSで見かける美しいAI画像の多くがMidjourneyで作られていたことです。イラストやアート作品の質が、他のツールより高いと評判でした。2022年にアメリカで生まれたサービスで、いまは世界中のクリエイターが使っています。

決め手は、2026年7月24日に標準モデルになったV8.2です。発表では、美的な質、パーソナライゼーション(使う人の好みに合わせる機能)、画質に力を入れたとされています。

料金は月10ドルのBasicプランから始められます。まずはここで試すことにしました。

1週間使った第一印象

正直、最初は戸惑いました。公式サイト(midjourney.com)にGoogleアカウントでログインし、画面上部の「Imagine」バーにプロンプト(AIへの指示文)を入力すれば、画像が作れます。操作はそれだけです。

ところが、思い通りの画像を作るには、英語でのプロンプト作成のコツが必要でした。1週間目は「なんとなく良い感じ」の画像ばかりで、「これだ!」という1枚には出会えませんでした。

それでも、生成の速さと画質には驚きました。V8は2026年3月17日に発表されたモデルで、V7より約5倍速く、HDモードではネイティブ2Kの出力にも対応します。慣れるまで時間はかかりますが、可能性を感じた1週間でした。

良かった点 トップ3

1. 画質の美しさが段違い

V8.2は、創造的で大胆な絵を出します。アートやイラスト、ファンタジー系は息をのむ美しさです。低品質な結果が減ったのも、うれしい点でした。

2. パーソナライゼーションが便利

使うほど、自分の好みに合っていきます。最初は試行錯誤が必要でしたが、1ヶ月たつと「私の好みをわかってる!」と感じる画像が増えました。

対話モード(「空をもっと橙色に」のように、会話で指示を足せる機能)が加わり、自然な日本語でも指示しやすくなったのも助かりました。ただし、1回ごとの生成はプロンプトを直接書き直すより遅めです。

3. 画像から動画への変換

作った静止画は、5秒の動画に変えられます。GIGAZINEの記事によると、4秒ずつ4回まで延長でき、最大で21秒です。

予想以上に楽しく、SNS投稿の幅が一気に広がりました。同じ記事では、動画1本の生成コストは画像の約8倍と紹介されています。使いすぎに気をつけてください。

残念だった点 トップ3

1. プロンプト作成の難しさ

思い通りの絵を出すには、かなりの練習が必要です。特に初心者は「何を書けばいいかわからない」と迷うはずです。チュートリアルはありますが、もっと親切なガイドがほしいと感じました。

2. Basicプランの制限がきつい

月10ドルのBasicは、高速生成(Fast GPU時間)が月3.3時間までです。本格的に使うなら月30ドルのStandardが必要で、趣味にはやや高く感じました。

3. 日本語プロンプトの精度

日本語でも指示できるようになりましたが、精度は英語のほうが上です。毎回翻訳ツールを通すのは、少し面倒でした。

料金プランと商用利用の注意点(2026年10月時点)

月額プランは4種類です。Fast GPU時間(高速に生成できる時間)は、次のとおり紹介されています。

  • Basic:月10ドル。Fast GPU時間は3.3時間
  • Standard:月30ドル。15時間
  • Pro:月60ドル。30時間
  • Mega:月120ドル。60時間

なお、V8では2K出力やスタイル参照などの機能は、標準の生成より約4倍のコストがかかるとされています。Fast GPU時間の減りが早い点に注意が必要です。

商用利用にも条件があります。terms.lawの解説によると、年間の総売上が100万ドルを超える会社は、ProかMegaを契約しないと商用の権利が得られません。判断のもとになるのは利益ではなく売上です。

以前のこの記事には「年商1億円以上」と書いていましたが、基準はドル建ての100万ドルです。円に換算した金額は為替で変わるので、会社で使う場合は利用規約の原文を確認してください。

他のツールと比べて感じた違い

以前はDALL-E 3(OpenAIの画像生成AI)を使っていました。日本語の指示に強く、初心者でも扱いやすい一方で、芸術性や美しさはMidjourneyが一歩リードしていると感じました。

アニメ系なら、2026年1月9日に出たNiji 7(アニメ・イラスト特化モデル)も見逃せません。ScriptByAIの年表では、一貫性・線画・目や反射の表現が良くなったと紹介されています。

一方、Stable Diffusionは無料で使えますが、セットアップが複雑です。手軽さと品質のバランスを求めるなら、Midjourneyがちょうどよいと感じました。

結論:おすすめする人・しない人

おすすめする人

  • プロ級の美しい画像を作りたいクリエイター
  • SNSやブログ用のオリジナル画像が欲しい人
  • イラストやアート作品を楽しみたい人
  • ある程度の予算(月30ドル程度)を確保できる人
  • 英語プロンプトの勉強を楽しめる人

おすすめしない人

  • 今すぐ簡単に画像を作りたい超初心者
  • 完全無料のツールを探している人
  • 日本語だけで完結させたい人
  • 写真のようなリアルな画像だけが欲しい人(その場合はDALL-E 3のほうが向いているかもしれません)

よくある質問(FAQ)

Q. Midjourneyは無料で使えますか?

この記事で紹介した料金表は、月10ドルのBasicからです。無料のお試しで作った画像は商用利用ができない、とterms.lawの解説にあります。

Q. 個人のブログやSNSに使うなら、どのプランがよいですか?

売上が小さい個人や会社なら、BasicとStandardでも商用の権利が得られます。ただし、プランごとに高速生成の時間が違うので、たくさん作るならStandardが無難です。

Q. 日本語だけで使えますか?

日本語でも指示できますが、精度は英語のほうが上です。迷ったら、翻訳ツールで英語にしてから入れると安定します。

Q. 動画も作れますか?

作れます。静止画から5秒の動画ができ、延長すると最大21秒です。ただし、生成コストは画像より大きくなります。

まとめ

  • Midjourneyは画質と芸術性で、他のAI画像生成ツールをリードしている
  • V8.2(2026年7月24日)のパーソナライゼーションで、使うほど自分好みの画像が作れる
  • 初心者にはプロンプト作成が難しいが、慣れれば強力なツールになる
  • 料金は月10ドルから。本格利用には月30ドルのStandardがおすすめ
  • 年間売上が100万ドルを超える会社は、ProかMegaが必要

最初の壁を越えれば、本当に楽しいツールです。まずはBasicプランで試して、気に入ったらStandardに上げるのが賢い使い方だと思います。

参考文献