【正直レビュー】Cody(コーディ)を1ヶ月使ってわかった本音

Cody(コーディ)のイメージイラスト

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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AI コーディングアシスタントの Cody(コーディ)を実際に1ヶ月使ってみました。Sourcegraph という会社が作った AI ツールで、GitHub Copilot や Cursor とは少し違った特徴があります。この記事では、良かった点も残念だった点も正直にお伝えします。

この記事でわかること

  • Cody を選んだ理由と使い始めた経緯
  • 実際に1ヶ月使って感じた良い点・悪い点
  • GitHub Copilot など他のツールとの違い
  • どんな人におすすめか・おすすめしないか
  • 2026年6月時点の料金と主要機能

Cody(コーディ)を選んだ理由

私がCodyを試してみようと思ったのは、会社のコードベースが大きくなりすぎて、新しいメンバーが理解するのに時間がかかっていたからです。複数のリポジトリ(コードを保管する場所)にまたがったプロジェクトを扱っており、GitHub Copilotでは1つのファイルしか見てくれないという限界を感じていました。Codyは最大10個のリポジトリを同時に参照できると聞き、これなら全体像を把握してくれるかもと期待しました。また、Claude や GPT など複数のAI(LLM:大規模言語モデル)を切り替えられる点も魅力的でした。

1週間使った第一印象

最初の1週間は正直、戸惑いました。設定が他のツールより少し複雑で、リポジトリを登録する手順に時間がかかったからです。ただ、一度設定が終わると、コード補完の精度が驚くほど高くなりました。単にコードを書くだけでなく、チャット機能で「このファイルは何をしているの?」と聞くと、関連するファイルまで含めて説明してくれます。他のツールと比べて、コンテキスト(前後の文脈)を理解する力が強いと感じました。ただ、動作が少し重く感じる瞬間もありました。

良かった点 トップ3

1. 大規模プロジェクトでも全体を理解してくれる
複数のリポジトリやモノレポ(1つの大きなリポジトリにいろんなプロジェクトが入っている形式)で特に強いです。関連するコードを自動で探してきて、提案してくれるので、手動で探す時間が大幅に減りました。

2. AIモデルを自由に切り替えられる
Claude 5 Opus、GPT-5 Turbo、Gemini Ultra 2.0 など、タスクに応じて最適なモデルを選べます。複雑なリファクタリング(コードの整理)にはClaudeを、スピード重視ならGPTをという使い分けができるのは便利でした。

3. セキュリティ設定が細かくできる
Context Filters という機能で、特定のコードを外部のAIに送らないよう制限できます。会社の機密情報を扱う場合、この設定があると安心して使えました。

残念だった点 トップ3

1. 料金が高い
2025年7月から無料プランが廃止され、2026年現在はエンタープライズ専用で月額59ドル(約9,000円)からです。GitHub Copilotは月10ドル、Cursorは月20ドルなので、個人や小規模チームにはかなり高く感じます。

2. 初期設定が少し複雑
リポジトリを登録して、権限を設定して、という手順が他のツールより多いです。初めて使う人は、公式ドキュメントを読みながら進める必要があります。1時間くらいかかりました。

3. 動作が重い時がある
大量のコードを読み込んでいるせいか、たまに補完の表示が遅れることがありました。特にネットワークが不安定な時は、数秒待つことも。ローカルで動く軽量なツールと比べると、この点は改善してほしいです。

他のツールと比べて感じた違い

GitHub Copilot を半年ほど使っていたので、よく比較しました。Copilot は軽くて速く、すぐに使い始められる手軽さがあります。一方、Codyは設定に時間がかかる分、コードベース全体を理解してくれる深さが違います。たとえば「この API エンドポイントを使っている箇所を全部教えて」と聞くと、Copilot は現在のファイルだけ見ますが、Cody は複数のリポジトリから探してリストアップしてくれました。チーム全体で大きなプロジェクトを扱うなら Cody、個人で小さなプロジェクトなら Copilot という使い分けが良さそうです。

結論:おすすめする人・しない人

おすすめする人

  • 複数のリポジトリやモノレポで開発している企業チーム
  • コードベースが大きくて、全体を把握するのが大変な人
  • セキュリティを重視し、どのコードをAIに送るか制御したい組織
  • 予算に余裕があり、月額59ドル以上を払える企業

おすすめしない人

  • 個人開発者や趣味でコードを書いている人(料金が高すぎる)
  • 小規模なプロジェクト(1〜2ファイルしか扱わない)で十分な人
  • すぐに使い始めたい人(初期設定に時間がかかる)
  • ネットワーク環境が不安定な場所で作業する人

まとめ

  • Cody は大規模コードベースに強い AI コーディングアシスタント
  • 複数リポジトリを同時に理解し、関連コードを自動で探してくれる
  • AIモデルを切り替えられる柔軟性とセキュリティ設定が魅力
  • 料金が月59ドル〜と高く、個人向けではない
  • 初期設定が複雑で、動作が重い時がある
  • 企業の大規模プロジェクトなら導入価値あり、個人なら他のツールがおすすめ

1ヶ月使ってみて、Cody はエンタープライズ向けに特化した本格的なツールだと実感しました。価格は高いですが、チーム全体の生産性を考えると十分に元が取れると思います。ただし個人で趣味のプロジェクトに使うには、ちょっとオーバースペックかもしれません。

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