- 2025年1月発表の「Operator」は2025年7月17日にChatGPT Agentとして統合され、スタンドアロン版は廃止
- 現在はPlus・Pro・Team・Business・Enterpriseで利用可能(全サポート地域)
- 仮想ブラウザでネット上のクリック・入力・購入などを自動実行
- 2026年5月にはEnterprise向けにWorkspace Agents機能が追加
- バーチャル従業員時代が現実になりつつある
「ネット注文や経費精算、AIに丸投げできたら……」と思ったことはありませんか。2025年1月にOpenAIが発表した「Operator」は、まさにその夢を叶えるAIエージェントでした。その後どう進化したのか、2026年5月時点での最新事情を解説します。
Operatorは「ChatGPT Agent」として生まれ変わった
2025年1月24日、OpenAIはAIエージェント「Operator」を発表しました。Webサイトを自動で操作してタスクをこなすAIで、当初はアメリカ在住のChatGPT Proユーザー(月200ドル)限定のリサーチプレビューでした。
その後の進化が劇的で、2025年7月17日にChatGPT本体に統合され、名称も「ChatGPT Agent」に変更されました。Operatorのスタンドアロンサイトは順次サンセット(廃止)され、すべての機能がChatGPTのアプリ・Webから直接呼び出せるようになっています。
ChatGPT Agentとは?できることを解説
ChatGPT Agentは、Operatorで培われた仮想ブラウザ操作と、Deep Researchのようなリサーチ能力を融合したエージェントです。指示を出すと、AIが自分でブラウザを開き、クリック・スクロール・入力を繰り返してタスクを完了します。
たとえばこんな依頼が可能です。
- 「来週の出張用に羽田発の航空券をチェックして、安いプランを3つ比較表にまとめて」
- 「冷蔵庫が空なので、いつものリストでネットスーパーに発注して」
- 「競合A社の新製品ページを巡回して、価格と機能の表を作って」
- 「経費精算サイトで先月の領収書を全部登録して」
従来のChatGPTは「答えを返すだけ」でしたが、Agentは「答えを返した上で、実際に動いてくれる」のが決定的な違いです。
どのプランで使える?2026年5月時点の対応状況
当初Pro限定だったAgent機能は、2026年5月時点で大きく開放されました。
- Plus(月20ドル): Agent機能が利用可能
- Pro(月100/200ドル): 上位プランでより多くの実行回数
- Team・Business・Enterprise・Edu: 全プランで利用可能
- 提供地域: OpenAIがサポートする全地域に拡大(日本含む)
「アメリカ在住のProユーザーだけ」だった2025年1月から、約1年半で対応範囲が一気に広がりました。日本のユーザーもChatGPTにログインしてAgentモードを有効にするだけで、すぐに使い始められます。
安全性とプライバシー対策
AIが代わりに操作するとなると、気になるのが安全性です。ChatGPT Agentは以下の仕組みで守られています。
- 重要な操作には承認を要求: クレジットカード決済・パスワード入力などは必ずユーザーに確認
- 高リスクなタスクは実行不可: 銀行送金や危険なサイト操作は最初から制限
- Watch Mode: AIの操作画面をリアルタイムで監視・介入できる
- EKM対応: 2026年5月、Enterprise向けにEnterprise Key Management対応のWorkspace Agentsが登場
個人情報や金融取引については、原則「最後の決定はユーザー」という設計思想が貫かれています。
2026年5月の最新アップデート:Workspace Agents
2026年5月、Enterprise向けにWorkspace Agents機能が追加されました。これは組織内で繰り返し発生する業務フローをエージェント化する仕組みで、ChatGPTとSlackなどの接続済みアプリを横断して動作します。
たとえば「毎週月曜に売上レポートを集計してSlackの#salesチャンネルに投稿」「顧客からの問い合わせメールを分類して担当者に振り分け」といった反復作業を、Agentが自律的にこなしてくれます。
サム・アルトマンの予言は現実になったか?
2025年1月、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏は「バーチャルの従業員が今年中に企業で働き始めるかもしれない」と語りました。2026年5月時点で、この予言はかなりの精度で当たっていると言えます。
Workspace Agentsの登場で、企業の業務フローにAIエージェントが「常駐する」時代が始まりました。人間が経営判断や創造的業務に集中し、定型業務はAgentに任せる──そんな働き方が当たり前になりつつあります。
よくある質問(FAQ)
Q. Operatorはもう使えないのですか?
はい、Operatorのスタンドアロン版は2025年7月以降サンセット(廃止)されています。代わりに、すべての機能がChatGPT内のAgentモードに統合されました。
Q. 日本のユーザーも使えますか?
使えます。2026年5月時点でChatGPT Agentは全サポート地域に展開されており、日本のChatGPT Plus以上のユーザーなら誰でも利用できます。
Q. 無料プランでも使えますか?
Agent機能は有料プラン限定です。試してみたい場合はPlus(月20ドル)から始めるのがおすすめです。
Q. Operator時代と何が変わりましたか?
料金面ではPro$200限定だったものがPlus$20でも使えるようになり、提供地域も全世界に拡大。機能面ではリサーチ能力と統合され、より複雑なタスクをこなせるようになりました。
まとめ:AIエージェントの時代はすでに始まっている
要点を振り返ります。
- Operatorは2025年7月にChatGPT Agentへ統合・進化
- Plus(月20ドル)以上の全プランで利用可能、日本もOK
- 仮想ブラウザでクリック・入力・購入まで自動化
- 2026年5月、Enterprise向けWorkspace Agentsが登場
- 「バーチャル従業員」は予言から現実へ
あなたのタスクをAgentに任せて、もっと自由な時間を手に入れませんか?まずはChatGPT Plusでサインインして、「Agentモード」を試してみるのが第一歩です。
参考文献
- OpenAI. Introducing ChatGPT agent: bridging research and action. https://openai.com/index/introducing-chatgpt-agent/
- OpenAI Help Center. ChatGPT agent – release notes. https://help.openai.com/en/articles/11794368-chatgpt-agent-release-notes(2026年5月閲覧)
- OpenAI Help Center. Operator – Release Notes. https://help.openai.com/en/articles/10561834


