発表日: 2025年12月18日
AIの「光」の裏で、深刻な「影」が広がっています。
警察庁が「性的ディープフェイク」に関する被害相談件数を初公表。2025年1〜9月に18歳未満の子どもからの相談が79件に上り、加害者の半数以上が身近な人であることが明らかになりました。
この記事でわかること
- 性的ディープフェイクとは何か
- 被害79件の実態
- 被害が深刻化する2つの理由
- 学校・家庭で今すぐすべきこと
性的ディープフェイクとは
生成AIなどの技術を使って、他人の画像や動画を性的に偽造・加工したものです。専門知識がなくても、スマホアプリやWebサービスで数秒で作成できてしまいます。
被害が深刻化する2つの理由
- 生成AIの高性能化と一般化:誰でも簡単にリアルな偽画像を生成可能に
- SNSでの拡散:一度作成された偽画像はインターネットで瞬時に拡散、食い止めが困難
衝撃の事実:加害者は「身近な人」が半数以上
被害者と加害者の関係性で特に注目すべきは、同級生や知人など身近な人物が加害者となるケースが半数以上を占めていることです。
学校・家庭ですべきこと
- AIリテラシー教育:AIの正しい使い方と悪用のリスクを教える
- 相談しやすい環境:被害に遭った場合にすぐ相談できる体制を整える
- SNSリテラシー:個人情報や写真の取り扱いについて話し合う
- 法的知識:ディープフェイク作成・拡散が犯罪になることを理解させる
よくある質問(FAQ)
Q. ディープフェイクを作ることは犯罪ですか?
A. 性的なディープフェイクの作成・拡散は犯罪です。児童ポルノ法や名誉毀損罪などが適用される可能性があります。
Q. 被害に遭ったらどこに相談すべきですか?
A. 最寄りの警察署やサイバー犯罪相談窓口に相談してください。学校のスクールカウンセラーも利用できます。
Q. 偽画像を削除させることはできますか?
A. プラットフォームへの通報で削除を要請できます。警察への相談と併せて対応しましょう。
Q. 子どもを守るために親ができることは?
A. 日頃からの対話が最も重要です。AIの使い方について家族で話し合い、被害に遭った場合は責めずに一緒に対処しましょう。
まとめ
- 警察庁が性的ディープフェイク被害79件を初公表
- 加害者の半数以上が身近な人
- AIリテラシー教育と相談体制の整備が急務
- 「AIを悪用しない、悪用させない」意識が重要
参考文献
- 警察庁・内閣府・文部科学省. (2025, 12月 18日). 共同ポスター「そのAIの使い方、犯罪かも…」. https://www.npa.go.jp/topic/2025/20251218_selfy_2.pdf
