発表日: 2025年12月18日

国産AIが、ついに世界トップクラスに追いつきました。

楽天グループが国内最大規模の大規模言語モデル「Rakuten AI 3.0」を発表。

約7000億パラメータを搭載し、日本語テストでGPT-4oを超えるスコアを達成。

さらにコストを最大90%削減する画期的なモデルです。

この記事でわかること

  • Rakuten AI 3.0の3つのスゴさ
  • GPT-4o超えの日本語性能
  • コスト90%削減を実現する技術
  • 私たちの生活への影響

Rakuten AI 3.0の3つのポイント

1. 国内最大規模「約7000億パラメータ」

パラメータとはAIの「脳細胞」のようなもの。

この数が多いほどAIは賢くなります。

7000億は国内最大規模で、世界トップクラスのモデルと肩を並べるレベルです。

2. 日本語能力でGPT-4o超え

モデル名日本語MT-Benchスコア
Rakuten AI 3.08.88
GPT-4o8.67
ABEJA-Qwen2.5-32b8.04

日本語の会話能力テスト「日本語版MT-Bench」で8.88を記録。

GPT-4oの8.67を上回りました。

日本の文化や独特の言い回しをより深く理解できます。

3. コスト最大90%削減

「Mixture of Experts(MoE)」という技術を採用。質問の内容に応じて最適な「専門家チーム」だけが稼働するため、同規模モデルと比べてコストを最大90%削減できます。

私たちの生活はどう変わる?

楽天は「Rakuten AI」エージェントプラットフォームを通じて、自社サービスに順次導入予定です。

  • 楽天市場:曖昧な質問でも的確な商品をリストアップ
  • 楽天トラベル:条件を伝えるだけでパーソナライズされた旅行プランを作成
  • 楽天証券:経済ニュースの要約と投資への影響を解説

日本のAI開発への貢献

この開発は経済産業省・NEDOの「GENIACプロジェクト」の一環。さらに楽天は来春を目途にオープンウェイトモデルとして公開予定で、他の企業や研究者も活用できるようになります。

よくある質問(FAQ)

Q. GPT-4oより本当に優れているのですか?

A. 日本語版MT-BenchテストではGPT-4oを上回りました。ただし、これは日本語の特定テストでの比較であり、全ての面で上回るわけではありません。

Q. 一般ユーザーも使えますか?

A. 楽天の各サービス(楽天市場・楽天トラベル等)を通じて順次利用可能になる予定です。

Q. オープンソースで公開されますか?

A. 来春を目途にオープンウェイトモデルとして公開予定です。企業や研究者が自由に活用できるようになります。

Q. MoE技術とは何ですか?

A. 「専門家集団」方式のAI技術です。全パラメータを常に使うのではなく、質問に応じた専門家チームだけが稼働するため、大幅なコスト削減が可能です。

まとめ

  • 国内最大規模約7000億パラメータのAIモデル
  • 日本語テストでGPT-4o超えのスコア達成
  • MoE技術でコスト最大90%削減
  • 楽天サービスに順次導入予定
  • 来春オープンウェイト公開で日本のAI開発を加速

参考文献