2025年8月27日、Googleは動画編集ツール Google Vids に最新の Veo‑3 画像→動画変換機能 が正式に一般提供(GA)されたことを発表しました。これにより、画像から数秒の動画作成・AIによるアバター作成・自動文字起こしトリミングなどの高度なAI機能が、より多くのユーザーに開放されました。
主なアップデート内容
1. 画像から数秒の動画を即生成「Veo‑3」の実力
Google Vids に画像をアップロードし、指示を入力するだけで 高品質な8秒の動画がすぐ生成可能になりました。音声付きで、たとえば商品画像を動きあるプロモ動画に変えることも簡単です。
2. AIアバターと録音トリミングも追加
スクリプト(文)を用意すれば、合成されたAIアバターがそれを読み上げる短い動画も作成可能。さらに、録画した動画の余分な間や“えー”などの口癖を自動で削除する「自動トランスクリプトトリム」機能も搭載され、完成度の高い作品づくりが簡単に。
3. Workspaceでも完全対応。利用の敷居が低く
もともとWorkspaceやAIプラン契約者向けだったGoogle Vidsが、一般ユーザー向けにも解放されました。テンプレート、ストック素材、音楽も使え、より気軽に動画制作が始められます。
4. フリーバージョンでも基本機能が使える
無料版(Gemini未搭載)は制限はあるものの、AI編集の主要機能やテンプレートが使えます。今後、縦・横・正方形など複数フォーマットにも対応予定。さらに、「Vids on Vids」というYouTubeチュートリアルシリーズも開始され、新規ユーザーの使い始めやすさを後押し。
なぜ注目されているのか?
- 誰でもすぐ動画が作れる時代が到来
専門知識不要で写真や文章から、すぐに動画コンテンツを制作できるのは大きな進化です。 - 効率とコスト削減
プロモ動画やチュートリアルなど、従来数日〜数週かかる制作が、わずかな操作ででき、時間や費用の大幅圧縮が可能です。 - クリエイターやビジネスユーザーに安心感の広がり
無料でも一定のクオリティ確保ができ、AI編集の基礎を試す絶好の機会となるため、より多くの創造的な制作が期待されます。
まとめ:Googleが“画像→完成動画”をすぐに叶えるツールを開放
Google Vids に実装された Veo‑3 により、静止画やテキストから短時間で高品質な動画が誰でも作れる時代になりました。AIアバターや録音の自動補正機能などが加わり、編集の手間も大幅に軽減。Workspaceユーザーに限らず、これからはビジネスでも趣味でも、動画制作がもっと自由になる可能性が広がります。