【誰でもAI開発者】NTTデータが「LITRON Builder」発表!ノーコードで業務特化AIが作れる時代へ

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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キーワード: NTTデータ, LITRON Builder, AI開発, ノーコード, ローコード, エージェントAI, 業務自動化, DX, 生成AI

はじめに

「AI」と聞くと、少し前までは専門的な知識を持つ一部の技術者だけが扱える、特別な技術というイメージがあったかもしれません。しかし、ChatGPTの登場以降、私たちの生活や仕事の中にAIは急速に浸透し、今や誰でも気軽に使える身近な存在になりつつあります。

そして2025年12月9日、この流れをさらに加速させる、まさに「事件」とも言える発表がありました。日本のIT業界をリードするNTTデータが、専門知識がなくても、自社の業務に特化したAIを誰でも開発できる基盤「LITRON® Builder(リトロン ビルダー)」を2026年4月から提供開始すると発表したのです [1]。

これは、単なる新しいITツールが登場したという話ではありません。

「AIを『使う』時代から、誰もがAIを『作る』時代へ」という、大きな時代の転換点を示す出来事と言えるでしょう。

この記事では、AI初級者の方でも分かるように、「LITRON Builder」とは一体何がすごいのか、そして私たちの社会や仕事にどのような変化をもたらすのかを、詳しく、そして分かりやすく解説していきます。

「LITRON Builder」とは?まるでAIのオーダーメイド工場

まず、「LITRON Builder」とは何か、一言で説明します。それは、企業が自分たちの仕事内容に合わせて、最適な「エージェントAI」を、まるでオーダーメイドの服を作るように開発できる基盤(プラットフォーム)のことです。

ここで出てきた「エージェントAI」という言葉が重要なキーワードになります。

これは、単に質問に答えたり、文章を作成したりするだけでなく、人に代わって複数の業務を自律的に判断し、実行してくれるAIのことです。

例えば、「A社の最新の決算情報を調べて、B社のデータと比較し、その結果を要約して報告書を作成して」といった複雑な指示も、エージェントAIは複数のツールやシステムを連携させながら自動でこなしてくれます。

「LITRON Builder」は、この強力なエージェントAIを、プログラミングなどの専門知識がなくても、まるで日本語で指示を出すような感覚で開発できるようにするツールなのです。NTTデータはこの「LITRON」関連ビジネス全体で、2027年度末までに累計200億円規模の売り上げを目指すとしており、その本気度が伺えます。

項目内容
サービス名LITRON® Builder(リトロン ビルダー)
提供元株式会社NTTデータ
提供開始時期2026年4月(予定)
概要業務特化型のエージェントAIを開発できる基盤
特徴自然言語(ノーコード)での開発、業務プロセスへの統合、共創エコシステム
売上目標2027年度末までにLITRON関連ビジネスで累計200億円規模

ここが革命的!「LITRON Builder」の3つのすごいポイント

では、LITRON Builderの何がそんなに画期的なのでしょうか。中学生にも分かるように、3つのすごいポイントに絞って解説します。

1. プログラミング不要!まるで日本語でAIに仕事を教える感覚

従来、AIを開発するには、Pythonなどの専門的なプログラミング言語を使い、複雑なコードを書く必要がありました。

しかし、「LITRON Builder」は、自然言語(私たちが普段使っている日本語)で指示するだけでAIを開発できる「ノーコード」という仕組みを取り入れています。

もちろん、より複雑なことをしたい人向けに、少しだけコードを書く「ローコード」や、従来通りの「コーディング」にも対応しています。

これにより、現場の業務を一番よく知っている担当者が、IT部門に頼ることなく、自ら「こういう時はこう判断して、このシステムにデータを入力して」といった形で、AIに仕事を教え込むことができるようになります。これは、AI開発の主役が、ITの専門家から現場の主担当者へと移っていくことを意味します。

2. いつもの業務にAIが自然に溶け込む

現在の生成AIは、チャット画面を開いて質問を入力し、回答を得る、という使い方が主流です。しかし、「LITRON Builder」で開発されたAIは、私たちが普段使っている業務アプリケーションやワークフロー(仕事の流れ)の中に自然に組み込まれ、AIが自律的に動作します。

例えば、経費精算システムに新しい申請があったら、AIが自動で内容をチェックし、不備があれば申請者に差し戻し、問題がなければ承認者の元へ回す、といった一連の流れをすべて自動で行ってくれます。人間はチャットでAIに指示を出す必要すらなく、まるで優秀なアシスタントが隣で働いているかのように、AIが業務をサポートしてくれるのです。

3. みんなで作って共有できる「AIの部品箱」

「LITRON Builder」のもう一つの大きな特徴が、「共創エコシステム」という考え方です。これは、自分たちや他の会社が開発したエージェントAIを、「部品」としてライブラリに登録し、誰もが再利用したり、組み合わせて新しいAIを作ったりできる仕組みです。

例えば、A社が開発した「請求書を読み取るAI」と、B社が開発した「会計システムに入力するAI」を組み合わせることで、請求書の処理を全自動化する新しいAIを簡単に作ることができます。

NTTデータ自身も、「LITRON Sales」(営業支援AI)や「LITRON Marketing」(マーケティング支援AI)といった便利なAI部品を提供していく予定です。

これにより、車輪の再発明をすることなく、効率的に、かつ高度なAIを開発できるようになります。

具体的にどんなことができるの?~審査業務の例~

言葉だけではイメージが湧きにくいかもしれませんので、公式発表で挙げられている「個人ローン審査」を例に、具体的な使われ方を見てみましょう。

従来、ローンの審査は、担当者が申込書の内容を確認し、信用情報機関に問い合わせ、返済能力を計算するなど、多くの手作業と複雑な判断が必要でした。しかし、「LITRON Builder」で作られた「審査業務特化型AI」は、このプロセスを以下のように自動化します。

1.申し込み情報取得エージェントが、オンラインで受け付けた申込情報を自動で読み取ります。

2.信用情報分析エージェントが、外部の信用情報機関のシステムに自動でアクセスし、過去の借入履歴などを取得・分析します。

3.返済能力分析エージェントが、申込者の年収や勤務先情報、他の借入状況などを基に、返済能力をスコアリングします。

4.これらのエージェントたちが連携し、最終的な審査結果(承認、否決、条件付き承認など)を判定し、ワークフローシステムに登録します。

このように、複数のエージェントAIが連携し、まるで人間のチームのように協働することで、複雑な審査業務を一気通貫で完了させることができるのです。これにより、審査のスピードと精度が飛躍的に向上し、人間はより複雑な判断が必要な案件に集中できるようになります。

まとめ:AIが「一家に一台」から「一人一台」の時代へ

NTTデータが発表した「LITRON Builder」は、単なる新サービスではありません。それは、AIという強力なツールを、一部の専門家からすべてのビジネスパーソンの手に解放するための「魔法の杖」と言えるかもしれません。

このツールが普及すれば、人手不足に悩む多くの中小企業でも、自社の業務に合わせたAIアシスタントを導入し、生産性を劇的に向上させることが可能になります。また、私たち個人にとっても、面倒な単純作業から解放され、より創造的で付加価値の高い仕事に集中できるようになるでしょう。

かつて、コンピュータが「一家に一台」から「一人一台」へと普及し、社会を大きく変えたように、AIもまた、「LITRON Builder」のようなツールの登場によって、誰もが自分のために「作る」時代へと突入していくのかもしれません。2026年4月の提供開始が、今から待ち遠しいです。

参考文献 [1]: https://www.nttdata.com/global/ja/news/release/2025/120901/ “株式会社NTTデータ. (2025年12月9日). 企業が自ら業務特化型AIを開発可能にする基盤の提供を開始.”

51 COMMENTS

sv8809

Finally giving sv8809 the once-over. Standard interface, nothing overly impressive, but solid. Can’t really complain. Give it a spin: sv8809.

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beunasph

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JamesEmine

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