DeepSeek R1とは?96%安く使える推論型AIの使い方と機能【2026年版】

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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この記事では、2025年1月に登場して世界中で話題になっているAI「DeepSeek R1(ディープシーク アールワン)」について、中学生でもわかるように解説します。

この記事でわかること

  • DeepSeek R1とは何か、どんなAIなのか
  • DeepSeek R1でできること(主な機能)
  • DeepSeek R1の使い方(初心者向けステップ)
  • DeepSeek R1のメリット・デメリット
  • DeepSeek R1がおすすめな人

DeepSeek R1とは?

DeepSeek R1は、中国のAI企業DeepSeekが開発した「推論型AI(すいろんがたAI)」です。推論型AIとは、問題を解くときに人間のように順を追って考えるAIのことです。

このAIが注目されている理由は、OpenAI(オープンエーアイ)が作った「o1」という超高性能AIとほぼ同じ性能を持ちながら、料金が約96%も安いという点です。さらに、プログラムを無料で公開する「オープンソース」という形で提供されています。

数学の難しい問題を解くテスト(AIME 2024)では、正解率79.8%を記録しました。これはOpenAI o1とほぼ同じ結果です。つまり、最高レベルの性能を持ちながら、誰でも使いやすい価格で提供されているのがDeepSeek R1の大きな特徴です。

DeepSeek R1でできること

DeepSeek R1には、他のAIにはない便利な機能がたくさんあります。主な機能を5つ紹介します。

1. 思考過程が見える「チェーンオブソート」

DeepSeek R1は、答えを出すまでの考え方を順番に表示してくれます。例えば数学の問題なら「まずこの式を計算して、次にこの数値を使って…」という具合に、AIがどう考えたのかが分かります。これを「チェーンオブソート(思考の連鎖)」と呼びます。

2. 数学・論理問題の解決

複雑な数式や論理パズルを、ステップごとに丁寧に解いてくれます。宿題の難しい数学問題や、頭の体操になる論理クイズも得意です。計算ミスが少なく、説明も分かりやすいのが特徴です。

3. プログラミングコードの生成・修正

プログラミングのコード(プログラムの文字列)を書いたり、間違いを直したりできます。「こんな機能が欲しい」と伝えれば、実際に動くコードを作ってくれます。プログラミング初心者の学習にも役立ちます。

4. 日本語での質問・回答

日本語にも対応しているので、英語が苦手でも安心して使えます。ただし、元々は中国語と英語で学習されたAIなので、日本語の自然さは完璧ではありません。それでも普通の会話や質問には十分対応できます。

5. 長い文章の理解・要約

DeepSeek R1は、一度に66,000文字分の情報を覚えられます。これは本1冊分に相当する量です。長い文章を読んで要点をまとめたり、たくさんの情報から必要な部分を探し出したりできます。

DeepSeek R1の使い方

DeepSeek R1を使い始めるのはとても簡単です。初心者向けに5つのステップで説明します。

ステップ1:公式サイトにアクセス

インターネットブラウザ(ChromeやSafariなど)で「chat.deepseek.com」にアクセスします。これがDeepSeek R1のチャット画面です。

ステップ2:アカウントを作成

初めて使う場合は、無料アカウントを作ります。メールアドレスを入力して、確認メールに書かれた手順に従えば完了です。難しい設定は必要ありません。

ステップ3:モデルを選択

ログインすると、いくつかのAIモデルが選べます。「DeepSeek R1」を選択してください。推論が必要な難しい問題を解くときはR1、普通の会話なら「V3」でも大丈夫です。

ステップ4:質問を入力

画面下の入力欄に、聞きたいことを日本語で入力します。例えば「三角形の面積の求め方を教えて」や「Pythonで計算機を作るコードを書いて」など、自由に質問できます。

ステップ5:回答を確認

AIが考えた過程と答えを表示してくれます。思考の過程が長い場合は、途中経過も見られます。分からない部分があれば、さらに質問を続けることもできます。

DeepSeek R1のメリット・デメリット

どんなツールにも良い点と注意点があります。DeepSeek R1も例外ではありません。

メリット

  • 圧倒的なコストパフォーマンス:無料で使えるWeb版があり、API(プログラムから使う方法)も他のAIの約96%安い価格です。
  • 思考過程が見える:AIがどう考えて答えを出したのか分かるので、学習に役立ちます。間違いがあっても、どこで間違えたか追跡できます。
  • 高い推論能力:数学、プログラミング、論理パズルなど、じっくり考える必要がある問題に強いです。
  • オープンソース:プログラムが公開されているので、研究者や開発者が自由に改良できます。

デメリット

  • 創作や雑談は苦手:小説を書いたり、楽しい会話をしたりする能力は、ChatGPTやClaudeに劣ります。推論に特化しているためです。
  • 日本語が完璧ではない:中国語と英語で主に学習されたため、日本語の微妙なニュアンスや自然な表現は苦手な場合があります。
  • トークン消費が多い:思考過程を全て表示するため、文字数が多くなります。API利用の場合、出力トークン(文字数の単位)が増えるので、少し費用が高くなることがあります。
  • 回答に時間がかかる:じっくり考えるタイプのAIなので、簡単な質問でも少し待つ必要があります。

DeepSeek R1はこんな人におすすめ

DeepSeek R1は、特に以下のような人に向いています。

  • 数学や理科の勉強をしている学生:難しい問題の解き方を、ステップごとに教えてくれます。解答だけでなく考え方も学べるので、実力アップにつながります。
  • プログラミングを学んでいる人:コードの書き方や、エラーの直し方を丁寧に説明してくれます。初心者でも分かりやすい解説が魅力です。
  • AIの費用を抑えたい人:無料で使えるWeb版があり、有料のAPI版も非常に安いです。たくさん使っても財布に優しいです。
  • AIの仕組みを理解したい人:思考過程が見えるので、AIがどのように答えを導き出すのか学べます。AI技術に興味がある人にぴったりです。
  • 論理的な問題解決が必要な人:ビジネスの課題分析や、複雑な計画立案など、論理的に考える必要がある場面で力を発揮します。

まとめ

DeepSeek R1は、高性能で低価格な推論型AIです。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。

  • DeepSeek R1は、OpenAI o1と同等の性能を持つ推論特化型のAI
  • 無料のWeb版と、格安のAPI版があり、コストパフォーマンスが抜群
  • 思考過程が見えるので、学習や理解を深めるのに最適
  • 数学、プログラミング、論理問題の解決が得意
  • 日本語対応だが、創作や雑談は他のAIに劣る
  • 学生、プログラミング学習者、費用を抑えたい人におすすめ

DeepSeek R1は、AIの民主化(誰でも使えるようにすること)を大きく前進させた画期的なツールです。無料で試せるので、まずは公式サイト(chat.deepseek.com)にアクセスして、実際に使ってみてはいかがでしょうか。

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