DeepSeekとは?低コストAIの使い方とできることを初心者向けに解説【2026年版】

DeepSeek AIツールの解説イメージ

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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この記事でわかること

  • DeepSeek(ディープシーク)とは何か、基本的な仕組み
  • DeepSeekでできる主な機能と最新モデルの特徴
  • DeepSeekの始め方と基本的な使い方
  • DeepSeekのメリット・デメリット
  • DeepSeekがどんな人に向いているか

DeepSeek(ディープシーク)とは?

DeepSeek(ディープシーク)は、2023年に中国で誕生したAI企業が開発する大規模言語モデル(LLM:人間のように文章を読み書きできるAI)です。ChatGPTやClaudeと同じような会話型のAIですが、最大の特徴は「圧倒的なコストパフォーマンス」にあります。

DeepSeekは、MoE(Mixture of Experts:複数の専門AIを使い分ける仕組み)やMTP(Multi-Token Prediction:複数の単語を同時に予測する技術)といった最新技術を採用しています。これにより、少ない計算資源で高品質な回答を生成できるのです。

2026年4月現在、最新モデルの「DeepSeek V4」は、100万トークン(約75万字の日本語)を一度に記憶できる能力を持ち、テキストだけでなく画像も理解できるマルチモーダル対応を実現しています。しかも、API利用料は競合の約20分の1という驚異的な低価格です。

DeepSeekでできること(主な機能)

DeepSeekは様々な場面で活用できる多機能なAIです。主な機能を5つ紹介します。

1. 自然な文章の自動生成
メール、報告書、ブログ記事、SNS投稿など、あらゆる文章を自動で作成できます。日本語にも完全対応しており、自然で読みやすい文章を生成します。

2. コード生成とデバッグ
プログラミングのサポートが非常に強力です。Python、JavaScript、SQLなど主要な言語のコード自動生成、バグの検出と修正、コードの最適化提案などができます。特にDeepSeek R1モデルは、推論能力に特化しており、複雑なコーディング問題を解決できます。

3. 多言語翻訳と要約
日本語、英語、中国語をはじめとする多言語に対応しています。長文の要約や、言語間の翻訳もスムーズに行えます。

4. Web検索機能
インターネット上の最新情報を検索して回答に反映できます。ChatGPTの有料機能と同様のことが、DeepSeekでは無料で利用可能です。

5. 画像の読み取りと説明(V4モデル)
最新のV4モデルでは、画像をアップロードすると内容を解析して説明してくれます。写真から情報を抽出したり、図表を解説したりできます。

DeepSeekの使い方(初心者向けステップ)

DeepSeekは無料で簡単に始められます。以下の手順で利用開始できます。

ステップ1:公式サイトにアクセス
DeepSeekの公式サイト(chat.deepseek.com)にアクセスします。日本語UIにも対応しているので安心です。

ステップ2:アカウントを作成
メールアドレスやGoogleアカウントでサインアップします。登録は数分で完了します。

ステップ3:モデルを選択
用途に応じてモデルを選びます。一般的な会話や文章作成にはV3やV4、複雑な推論や数学問題にはR1がおすすめです。

ステップ4:質問や指示を入力
チャット欄に日本語で質問や指示を入力するだけ。「〇〇について教えて」「△△のコードを書いて」など、自由に対話できます。

ステップ5:API利用(開発者向け)
プログラムから利用したい場合は、APIキーを取得します。公式ドキュメントに従えば、PythonやJavaScriptから簡単に呼び出せます。入力100万トークンあたり0.3ドルという低価格で、個人プロジェクトにも組み込みやすいです。

DeepSeekのメリット・デメリット

DeepSeekには多くの利点がありますが、注意すべき点もあります。

メリット

  • 圧倒的な低コスト:API料金がGPT-4oの約20分の1で、個人や中小企業でも使いやすい
  • 高性能な推論能力:R1モデルはOpenAI o1と同等の推論性能を持ち、数学やコーディングに強い
  • 日本語に完全対応:UIも回答も日本語で自然に使える
  • Web検索機能が無料:最新情報を参照した回答が追加料金なしで利用可能
  • オープンソース:モデルが公開されており、カスタマイズや研究に活用できる

デメリット

  • データの取り扱いに注意が必要:中国企業が開発しているため、機密情報や個人情報の入力には慎重になる必要があります
  • セキュリティポリシーの確認が必須:企業利用の場合、自社のセキュリティ基準と照らし合わせる必要があります
  • 情報が比較的新しい:ChatGPTに比べると日本語の情報や事例がまだ少ない面があります

DeepSeekはこんな人におすすめ

DeepSeekは以下のような方に特におすすめです。

  • コストを抑えたい個人開発者:API料金が安いので、個人プロジェクトや学習用途に最適です
  • コーディングや数学の問題を解きたい人:R1モデルの推論能力は非常に高く、複雑な問題にも対応できます
  • 最新情報を調べたい人:Web検索機能が無料で使えるため、リサーチ作業に便利です
  • AI技術を研究・学習したい人:オープンソースなので、内部の仕組みを学べます
  • 日本語で自然に使いたい人:2024年12月以降のモデルは日本語対応が充実しています

一方で、機密性の高い企業情報を扱う業務や、厳格なセキュリティ基準が求められる場面では、データの取り扱いについて慎重に検討する必要があります。

まとめ

  • DeepSeekは中国発の大規模言語モデルで、2026年4月時点でV4が最新モデル
  • ChatGPTと同等の性能を持ちながら、API料金は約20分の1という圧倒的な低コスト
  • 文章生成、コード生成、翻訳、Web検索、画像解析など多機能で日本語にも完全対応
  • 無料で始められ、数分で利用開始できる手軽さが魅力
  • 個人開発者や学習用途に最適だが、機密情報の取り扱いには注意が必要
  • R1モデルは推論・数学・コーディングに特化し、OpenAI o1級の性能を発揮

DeepSeekは、AIツールのコストパフォーマンスに革命をもたらした存在と言えます。無料で試せるので、まずは気軽にアクセスして、その実力を体感してみてはいかがでしょうか。

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