Cursor(カーソル)とは?AIがコードを書いてくれるエディタの使い方と機能【2026年版】

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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この記事でわかること

  • Cursor(カーソル)がどんなAIツールなのか
  • Cursorで何ができるのか(主な機能)
  • Cursorの使い方(初心者向け)
  • Cursorのメリット・デメリット
  • Cursorがおすすめな人

Cursor(カーソル)とは?

Cursor(カーソル)は、AIがコードを書くのを手伝ってくれるコードエディタ(プログラムを書くためのソフト)です。VS Code(ビジュアルスタジオコード)というエディタをベースに作られているので、既にVS Codeを使っている人はすぐに慣れます。

「AIネイティブ」なエディタとして設計されており、コードを書きながらAIに質問したり、AIに複数のファイルをまとめて編集してもらったりできます。プログラミング初心者でも、AIの補助があるので学習しながら開発できるのが特徴です。

2026年現在、開発者の間で急速に人気が高まっており、GitHub Copilot(ギットハブコパイロット)と並ぶAIコーディングツールの代表格となっています。

Cursorでできること

Cursorには大きく分けて5つの主要機能があります。

1. Tab補完(コードの自動補完)

コードを書いている途中でTabキーを押すと、次に書くべきコードをAIが予測して補完してくれます。プロジェクト全体の文脈を理解した上で提案してくれるので、精度が高いです。

2. Chat(AIとの対話)

コードベース(プロジェクトのすべてのコード)について、AIにチャットで質問できます。「この関数は何をしているの?」「エラーを修正して」といった質問に、AIが答えてくれます。

3. Composer(複数ファイルの編集)

複数のファイルにまたがる変更を、自然な言葉で指示するだけでAIが実行してくれます。例えば「ユーザー登録機能を追加して」と指示すると、必要なファイルを自動で編集してくれます。

4. Agent モード(自律的な作業実行)

Cmd+I(Mac)またはCtrl+I(Windows)を押すと、AIエージェント(自律的に動くAI)が起動します。複数ファイルの変更計画を立て、差分を生成し、ターミナルコマンドを実行するなど、複雑な作業を自律的に進めてくれます。

5. Automations(自動化エージェント)

2026年の最新機能として、Slack、GitHub、LinearなどのイベントをトリガーにしてAIエージェントを自動実行できるようになりました。例えば、GitHubにイシュー(課題)が立てられたら自動でコード修正を開始する、といった使い方ができます。

Cursorの使い方

初心者向けに、Cursorを始める手順を解説します。

ステップ1:ダウンロードとインストール

公式サイト(cursor.com)からCursorをダウンロードします。Windows、Mac、Linuxに対応しています。インストールは通常のソフトと同じように進めるだけです。

ステップ2:VS Codeの設定をインポート(オプション)

初回起動時に、既存のVS Code設定をインポートするか聞かれます。すでにVS Codeを使っている人は「Import」を選ぶと、拡張機能やキーボード設定がそのまま引き継がれます。

ステップ3:プロジェクトを開く

既存のプロジェクトフォルダを開くか、新しいフォルダを作成します。Cursorはプロジェクト全体を理解してAI補完を行うので、プロジェクトフォルダごと開くのがポイントです。

ステップ4:AIに質問してみる

Chatパネルを開いて、「このプロジェクトは何をするものですか?」などと質問してみましょう。AIがコードを読み取って答えてくれます。コードを書いている途中で分からないことがあれば、いつでも質問できます。

ステップ5:Tab補完を体験する

ファイルを開いてコードを書き始めると、Tabキーで次のコードを補完できます。AIが文脈を理解して提案してくれるので、驚くほど正確です。

Cursorのメリット・デメリット

メリット

  • AIが開発の中心にある設計:GitHub CopilotはIDEに追加する拡張機能ですが、CursorはAIを前提に設計されたエディタなので、AI機能の統合度が高いです。
  • 複数ファイルの編集が得意:Composerモードで、複数のファイルにまたがる変更を一度に指示できます。
  • 作業が速い:調査によると、Cursorは平均62.95秒でタスクを解決するのに対し、GitHub Copilotは89.91秒かかります。約30%高速です。
  • VS Codeの拡張機能が使える:VS Codeベースなので、既存の拡張機能がそのまま使えます。
  • 複数のAIモデルを選べる:Claude Sonnet 4、GPT-4oなど、タスクに応じてモデルを選択できます。

デメリット

  • 料金が高め:Cursor Proは月額20ドル(約3,000円)で、GitHub Copilot Pro(月額10ドル)の2倍です。
  • エディタごと乗り換える必要がある:Copilotは既存のIDEに追加できますが、Cursorはエディタそのものを置き換えます。
  • 他のIDEでは使えない:JetBrainsやNeovimなど、他のIDEには対応していません。
  • クレジット制:2025年6月以降、月額料金と同額のクレジットが付与され、プレミアムモデルの使用でクレジットを消費する仕組みです。

Cursorはこんな人におすすめ

  • AIに積極的に仕事を任せたい開発者:コード補完だけでなく、複数ファイルの編集や自律的なタスク実行を任せたい人に最適です。
  • VS Codeユーザー:既にVS Codeを使っている人は、設定をそのまま引き継げるので移行がスムーズです。
  • スタートアップや個人開発者:開発スピードを重視する環境では、Cursorの高速性が大きなメリットになります。
  • プログラミング学習者:AIに質問しながらコードを書けるので、独学でプログラミングを学ぶ人にも向いています。
  • 複雑なリファクタリング(コード整理)を行う人:複数ファイルにまたがる変更を一度に指示できるので、大規模なコード整理に便利です。

逆に、既存のIDEに強くこだわりがある人や、月額20ドルのコストが気になる人は、GitHub Copilotの方が向いているかもしれません。

まとめ

  • Cursorは、AIがコードを書くのを手伝ってくれるコードエディタです
  • Tab補完、Chat、Composer、Agentモード、Automationsの5つの主要機能があります
  • 複数ファイルの編集や自律的な作業実行が得意で、作業速度が速いです
  • VS Codeベースなので、既存の拡張機能がそのまま使えます
  • 月額20ドルと料金は高めですが、開発スピードを重視する人には最適です
  • AIに積極的に仕事を任せたい開発者や、プログラミング学習者におすすめです

Cursorは無料プランもあるので、まずは試してみて、自分の開発スタイルに合うか確認してみると良いでしょう。AIとの共同作業が、あなたの開発体験を大きく変えてくれるかもしれません。

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