AI画像生成ツールの中でも特に人気の高い Midjourney(ミッドジャーニー)を、実際に1ヶ月間使ってみました。SNSでは「美しい画像が作れる」と評判ですが、実際のところどうなのでしょうか?この記事では、良かった点も残念だった点も包み隠さずお伝えします。
この記事でわかること
- Midjourneyを選んだ理由と初日の印象
- 1ヶ月使ってわかった良い点・悪い点
- DALL-EやStable Diffusionとの違い
- どんな人におすすめか、おすすめしないか
- 2026年5月時点での最新機能と料金
Midjourney(ミッドジャーニー)を選んだ理由
私がMidjourneyを選んだ理由は、SNSで見かける画像のクオリティの高さでした。特にイラストやアート作品の美しさに惹かれたんです。他にもDALL-EやStable Diffusionなどの選択肢がありましたが、「まずは一番評判が良いものから試そう」と思い、月額10ドルのBasicプランからスタートしました。決め手は、2026年4月に最新版V8.1がリリースされたばかりで、高速化と画質向上が期待できると知ったことです。無料プランはすでに2023年に廃止されていましたが、プロのクリエイターも使っているという信頼感から、有料でも試してみる価値があると判断しました。
1週間使った第一印象
最初の1週間は、正直言って戸惑いの連続でした。Midjourneyは公式サイト(midjourney.com)から使えるWebアプリが推奨されていますが、プロンプト(指示文)の書き方に慣れるまで時間がかかりました。「青い空の風景」といった簡単な言葉でも、思った通りの画像が出てくるとは限りません。でも、3日目くらいから徐々にコツがつかめてきて、出力される画像の美しさに驚かされました。特に光の表現や色の組み合わせが、他のツールとは明らかに違うレベルでした。1週間で約50枚ほど生成しましたが、そのうち8割は「これなら人に見せられる」と思えるクオリティだったのが印象的です。
良かった点 トップ3
1. 圧倒的な画像の美しさ
何と言っても画像のクオリティが素晴らしいです。特にライティング(光の当て方)、色彩バランス、構図の美しさは他のAI画像生成ツールを圧倒しています。イラストだけでなく、写真のようなリアルな画像も得意で、初心者でもプロ並みのビジュアルが作れます。V8.1では HD 2K画像にも対応し、印刷物にも使えるレベルの解像度になりました。
2. V8.1で生成速度が3倍に
2026年4月30日にリリースされたV8.1では、HDモードの生成速度が3倍になり、標準生成も25%安くなりました。これにより、月額プランで使える枚数が実質的に増えた形です。以前は1枚の画像生成に1分以上かかることもありましたが、今では30秒ほどで高品質な画像が完成します。試行錯誤しながら作りたい人にとって、この速度向上は大きなメリットです。
3. Webアプリが使いやすい
以前はDiscord(チャットアプリ)を経由する必要があって複雑でしたが、2026年現在はWebアプリから直接使えます。ブラウザでmidjourney.comにアクセスするだけで、直感的なUIで画像生成ができるようになりました。生成した画像の履歴管理もしやすく、お気に入り機能やエディター機能も充実しています。初めてAI画像生成を使う人でも、迷わず操作できるでしょう。
残念だった点 トップ3
1. テキスト(文字)の描画が苦手
Midjourneyの最大の弱点は、画像内に文字を入れるのが苦手なことです。「Welcome」などの英単語を画像に入れるよう指示しても、文字が歪んだり、意味不明な記号になったりすることがほとんどです。ポスターやバナー画像など、テキストが重要なデザインには向いていません。この点では、DALL-E(GPT Image 1.5)が95%の精度でテキストを描画できるため、大きく差をつけられています。
2. 無料プランがなく最低月額10ドル
Midjourneyは2023年に無料トライアルを廃止し、現在は最低でも月額10ドル(約1,500円)が必要です。Basicプランでは月に約200枚の生成ができますが、試しに使いたいだけの人には少しハードルが高いかもしれません。競合のStable Diffusionは完全無料(ローカル環境で実行可能)なので、コスト面では見劣りします。ただし、2022年のサービス開始から料金は据え置きで、他社が値上げする中で安定している点は評価できます。
3. プロンプトの書き方に慣れが必要
思い通りの画像を作るには、プロンプト(指示文)の書き方を学ぶ必要があります。単に「猫」と入力するだけでは、期待した雰囲気の猫が出てこないこともあります。「photorealistic(写真のような)」「watercolor style(水彩画風)」といった英語の専門用語を覚える必要があり、初心者には少し難しく感じるかもしれません。ChatGPTと比べると、自然な日本語での指示が通りにくい印象です。
他のツールと比べて感じた違い
私はMidjourneyと並行して、DALL-E(GPT Image 1.5)とStable Diffusionも試してみました。DALL-Eは、ChatGPTの中で使えるため操作が簡単で、特に画像内にテキストを入れたいときは圧倒的に便利です。「Happy Birthday」などの文字を入れたバースデーカードを作りたいなら、DALL-Eが最適でしょう。一方、Stable Diffusionは完全無料で、LoRA(追加学習モデル)やControlNet(構図制御)など、上級者向けのカスタマイズが可能です。ただし、自分のパソコンにインストールする必要があり、ある程度の技術知識が求められます。Midjourneyは、この2つの中間に位置する印象です。DALL-Eほど手軽ではないけれど、Stable Diffusionほど難しくない。そして何より、デフォルトで出力される画像の芸術性と美しさでは、Midjourneyが頭一つ抜けています。料金を払う価値があるかどうかは、「美しい画像」をどれだけ重視するかで決まるでしょう。
結論:おすすめする人・しない人
おすすめする人
- SNSやブログ用に美しいビジュアルが欲しいクリエイター
- イラストやアート作品を作りたい人
- 月額10ドル以上の予算があり、クオリティを重視する人
- プロンプトを工夫しながら試行錯誤するのが楽しめる人
- 画像から動画への変換機能も試してみたい人
おすすめしない人
- まず無料で試してから決めたい人(無料プランなし)
- ポスターやバナーなど、テキスト入りの画像を作りたい人
- ChatGPTのような自然な日本語で指示したい人
- 完全無料のツールを探している人
- 技術的なカスタマイズを重視する上級者
Midjourneyは「美しい画像」を作ることに特化したツールです。クオリティ重視で、月額10ドルの価値を感じられる人には最高の選択肢でしょう。逆に、まずは無料で試したい人や、テキスト入りのデザインを作りたい人には向いていません。
まとめ
- Midjourneyは画像の美しさと芸術性で他を圧倒するAI画像生成ツール
- 2026年4月のV8.1アップデートで生成速度が3倍、コストが25%削減された
- Webアプリから使えるようになり、初心者でも操作しやすくなった
- テキスト描画が苦手、無料プランがない点は注意が必要
- 月額10ドルから使えるが、美しいビジュアルを重視する人には十分な価値がある
- DALL-Eはテキスト描画、Stable Diffusionは無料・カスタマイズ性で優位
- 「美しさ」を最優先するなら、Midjourneyが最適な選択肢
1ヶ月使ってみて、Midjourneyは「画像の美しさにこだわりたい人」のためのツールだと実感しました。確かに料金はかかりますが、このクオリティなら納得できます。あなたも、まずは月額10ドルのBasicプランから試してみてはいかがでしょうか。

