• OpenAIの動画生成AI「Sora(ソラ)」は、2026年3月24日に終了が発表されました
  • Runwayの主力モデルは、Gen-3 Alphaから「Gen-4.5」に世代交代しています
  • Runwayの料金は無料から月95ドルまでの4段階で、有料プランの年払いは20%割引です
  • Soraは「おまかせ型」、Runwayは「自分で仕上げる型」という違いがありました
  • これから選ぶなら、Runway Gen-4.5を無料枠で試すのが現実的です

「SoraとRunway、結局どっちを使えばいいの?」と迷っていませんか。2026年10月4日時点では、Soraはすでに新規で使えません。この記事では、終了までの経緯、Runwayの最新モデルと料金、向いている人をまとめます。

Sora(ソラ)は終了した?現在の状況

Sora(ソラ)は、OpenAIが2024年12月に公開した動画生成AI(文章を入力すると動画を作ってくれるAI)です。リアルな映像が作れると話題になりました。

ところが、Engadgetの報道によると、OpenAIは2026年3月24日にSoraの終了を発表しました。アプリ版は2026年4月26日に終了しています。

理由について、OpenAIの広報担当者は「Soraの研究チームはロボティクス研究に力を移す」と説明しました。NYU Shanghaiの解説記事は、動画生成に使う計算資源(GPU)を、テキストや推論、コーディングの製品に回したかったことが背景にあると伝えています。

Disneyとの提携にも影響が出ました。Engadgetによると、Disneyは10億ドルの投資を実行しないことになりました。

アプリは2025年10月に米国のApp Storeで1位を取りましたが、その後は月ごとのダウンロード数と課金額が下がり続けていたそうです。

Runway Gen-3からGen-4.5へ:今のRunwayは何が違う?

Runwayは、細かい編集や調整ができる動画生成AIです。カメラの動きや映像の一部だけを自分で指定できる、映像制作の道具箱のようなツールです。

この記事の元の版では「Gen-3 Alpha」を扱っていました。しかし現在、Runwayの料金ページで動画生成モデルとして案内されているのはGen-4.5です。Runway公式の料金ページでは、Kling 3.0など他社のモデルも同じ画面で使えると紹介されています(2026年10月4日確認)。

Gen-4.5の発表は2025年12月2日です。AlternativeToの記事によると、物理演算や人の動き、カメラの動きの理解が良くなっています。独立した比較サイトVideo Arenaでは、発表時に1位を獲得しました。

一方で、物体の永続性(物が急に消えたり増えたりしないこと)や、原因と結果の推論には、まだ間違いが出ることがあるとされています。

SoraとRunwayの機能比較表

項目Sora(ソラ)Runway
サービス状況2026年4月にアプリ終了提供中
主力モデルSora 2Gen-4.5
動画の長さ最大20秒(Sora 2)2〜10秒
音声生成台詞・効果音・BGMを同期生成音声生成は別のツールで行う
編集の自由度低い(ブラックボックス型)高い(レイヤー・マスク対応)
物理演算の正確さ非常に高いGen-4.5で改善

Soraは音声も同時に作れたので、別のソフトで効果音を足す手間が省けました。

Runwayは、動画の一部だけを変更したり、カメラの動きを指定したりできます。プロの編集者に向いています。

Runwayの料金・プラン【2026年10月時点】

Runwayの料金は、クレジット(作業量の単位)で決まります。公式の料金ページに載っているプランは次のとおりです。

  • Free:0ドル。125クレジット(1回限り)
  • Standard:月払い15ドル、年払い12ドル。月625クレジット
  • Pro:月払い35ドル、年払い28ドル。月2,250クレジット
  • Max:月払い95ドル、年払い76ドル。月9,500クレジット

有料プランはどれも、年払いなら20%安くなります。

Gen-4.5の消費量は、Runwayの公式ガイドを引用したMagic Hourの料金解説によると、1秒あたり12クレジットです。5秒で60クレジット、10秒で120クレジットになります。

つまり、無料の125クレジットは、5秒の動画を2本つくると使い切る計算です。Standardの625クレジットなら、5秒の動画が約10本つくれます。

なお、ProResやPNGなどのプロ向け形式で書き出すと、1秒あたり5クレジットが加算されます。

Soraのほうは、2026年1月に無料プランがなくなり、ChatGPT Plus(月額20ドル)以上の契約が必要になっていました。クレジットの量は公式に明記されておらず、「すぐに足りなくなる」という声もあったようです。

得意なユースケースの違い

Soraが得意だったのは、ストーリー性のある短編動画や、映画のようなシネマティックな表現です。たとえば「夕暮れの海辺を歩く犬」と入力すると、波の動きや光の反射まで自然な映像が出てきました。

広告やショートムービーの試作を素早く作りたい人に向いていました。

一方、Runwayは編集作業が多いプロジェクトで力を発揮します。ミュージックビデオの一部だけをAIで補ったり、既存の映像の背景だけを差し替えたりする場面で便利です。

モーションコントロール(動きの細かい指定)もあるので、「ここはもう少し左に動かしたい」という調整ができます。

大きく分けると、Soraは完成品をすぐ欲しい人向け、Runwayは自分で仕上げたい人向けでした。

実際の使用感の違い

Soraのユーザーからは「プロンプト(AIへの指示文)を入れるだけで、プロ級の映像が出てくる」という驚きの声が多く聞かれました。

ただし、細かい修正ができません。「ほぼ完璧だけど、ここだけ直したい」というときも、最初から作り直す必要がありました。中身が見えない点が、こだわりの強いクリエイターには不満だったようです。

Runwayは操作画面が複雑で、最初は戸惑う人もいます。しかし慣れると、マスクで人物だけを動かしたり、カメラの軌道を設定して狙った構図を作ったりと、自由度の高さが楽しくなります。

まとめると、Soraは「AIにまかせて結果を待つ」体験、Runwayは「AIを道具として使いこなす」体験でした。

結論:これから選ぶならどっち?

2026年10月時点では、Soraのアプリ版はすでに終了しています。新しく動画生成AIを選ぶなら、Runway Gen-4.5が現実的な選択肢です。

Runwayが向いているのは、次のような人です。

  • 動画の細部まで自分でコントロールしたい編集者
  • 既存の映像にAI生成の部分を組み込みたいディレクター
  • 無料プランから試してみたい初心者
  • Kling 3.0など、複数のモデルを1つの画面で試したい人

「プロンプトだけで完結する簡単さ」を求める人も、まずはRunwayの無料枠で試せます。ただし無料の125クレジットは1回限りなので、使い方は計画的に決めましょう。

本格的に使うなら、年払い28ドル(月払いなら35ドル)のProプランが目安です。動画生成AIは進化が速い分野なので、契約前に公式の料金ページを確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q. Soraは今でも使えますか?

アプリ版は2026年4月26日に終了したと伝えられています。2026年10月4日時点で、新しく使い始めることはできません。

Q. Runway Gen-3 Alphaは今も使えますか?

公式の料金ページで動画生成モデルとして案内されているのは、Gen-4.5です。Gen-3 Alphaの提供状況は確認できませんでした。契約前に、アプリ内で使えるモデルを確かめてください。

Q. Runwayは無料で使えますか?

Freeプランで125クレジットをもらえます。ただし1回限りで、Gen-4.5なら5秒の動画を2本つくるとなくなります。

Q. 年払いと月払いはどちらがお得ですか?

年払いのほうが20%安くなります。たとえばProは、月払いの35ドルが年払いでは月あたり28ドルです。

まとめ

  • Soraは2026年3月24日に終了が発表され、アプリ版は同年4月26日に終了した
  • Runwayの主力モデルはGen-4.5で、1秒あたり12クレジットを使う
  • 料金はFree、Standard、Pro、Maxの4段階で、年払いは20%割引
  • Soraは音声同期が強み、Runwayは細かい制御が強みだった
  • これから選ぶなら、Runwayの無料枠で試してから有料プランを決める

まずはRunwayのFreeプランで、5秒の動画を1本つくってみてください。

参考文献