Briarの衝撃 ─ サーバー不要で安全通信が変わる理由とは?

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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  • Briar(ブライアー)とはどのようなアプリか
  • 中央サーバーなしで動作する仕組み
  • 安全なE2E(エンドツーエンド)暗号化の特徴
  • インターネットがなくても通信できる理由
  • 利用シーンと今後の可能性

Briar(ブライアー)とは?基本の機能を紹介

Briar(ブライアー)は、スマートフォンで使える無料のメッセージングアプリです。大きな特徴は「中央サーバーなし」で動作し、インターネットがダウンしてもBluetoothやWi-Fiだけで通信できる点です。さらに、広告もなく、プライバシーが守られる設計になっています。メッセージの送受信だけでなく、グループチャットやブログの開設も可能で、個人やコミュニティの情報発信ツールとして注目されています。

中央サーバーなしで動作する仕組み

多くのチャットアプリは、運営会社が管理するサーバーを経由して通信します。しかし、Briarは中央サーバー(メッセージを中継する中心のサーバー)を一切使いません。代わりに、ユーザー同士のスマートフォンが直接通信する「ピア・トゥ・ピア(P2P)」方式を採用しています。インターネットがつながらない環境でも、近くにいるユーザー同士ならBluetoothやWi-Fiでメッセージをやりとりできる仕組みです。

E2E(エンドツーエンド)暗号化とは?安全性のポイント

BriarはE2E(エンドツーエンド)暗号化という技術を使っています。これは、送信者と受信者だけがメッセージを読み取れるようにする暗号化方式です。途中でデータが盗み見られても、暗号化されているため内容はわかりません。サーバーを経由しないため、運営元すら通信内容を知ることができないのも大きなメリットです。プライバシー重視の方や、機密性の高いやり取りをしたい場合に適しています。

なぜインターネットがなくても通信できるのか

Briarはインターネットが使えない状況でも、BluetoothやWi-Fiダイレクト(端末同士を直接つなぐ通信方法)を利用してメッセージを届けます。例えば、災害時やネット回線が遮断された時でも、近くにいるユーザー同士であれば情報をやりとりできます。さらに、複数のユーザーを経由してメッセージを届ける「メッシュネットワーク」という仕組みにより、より広範に情報を伝達できるとされています。

ブログも開設できる!Briarの多機能性

Briarは単なるチャットアプリではありません。アプリ内でブログの開設・投稿ができ、グループでの情報共有にも便利です。ブログ記事もメッセージと同じくE2E暗号化で守られ、プライベートな情報共有や、外部に漏らしたくない内容の発信も可能です。これにより、表現の自由が保たれやすくなるという利点があります。

Briarの活用シーンと今後の可能性

Briarは、災害時の連絡手段や、検閲リスクのある地域での情報発信、プライバシーを守りたいグループでの連絡など、さまざまなシーンでの活用が期待されています。今後は、より多くの人がオープンソース(誰でも内容を見たり改良できるソフトウェア)で安心して使える通信手段として、注目されていくと見られています。

まとめ

  • Briarはサーバー不要で動作する安全なメッセージアプリ
  • ピア・トゥ・ピア方式で直接端末同士が通信
  • E2E暗号化で高いプライバシーを実現
  • BluetoothやWi-Fiのみで通信可能、災害時にも有効
  • ブログ機能も搭載し、多用途に利用できる

参考リンク

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