この記事でわかること
- Zed AI エディタを実際に1ヶ月使った筆者の体験談
- 他のAIエディタ(Cursor、VS Code)との違いと使い分け
- 良かった点と残念だった点を正直にレビュー
- どんな人におすすめか、おすすめしないかの判断基準
- 2026年最新の料金プランとアップデート情報
Zed AI(ゼッド)を選んだ理由
筆者がZed AIを試そうと思ったきっかけは、エディタの動作が重いと感じていたからです。普段はCursorを使っていましたが、大きなプロジェクトを開くと500MB以上のメモリを使い、ファイルを開くのに数秒かかることもありました。そんな時、ZedがRust(高速なプログラミング言語)で作られていて、GPUレンダリング(画面描画を高速化する技術)を使っているという情報を見つけました。2026年4月に正式版1.0がリリースされたばかりで、ACP(エージェント・クライアント・プロトコル)という新しい仕組みでClaude Agentなど外部のAIツールも使えると知り、試してみることにしました。何より、Pro版が月10ドル(以前は20ドルでしたが5月に値下げ)という手頃な価格だったのも決め手です。
1週間使った第一印象
最初の1週間で一番驚いたのは、とにかく軽いことです。同じプロジェクトを開いてもメモリ使用量は200〜400MBで、Cursorの半分以下でした。ファイルを開く速度も体感で5倍以上速く、キーボードを打った瞬間に文字が表示されるサクサク感に感動しました。ただ、CursorやVS Codeに慣れていた筆者は、拡張機能(プラグイン)の数が少ないことに戸惑いました。いつも使っていたテーマやショートカットがなく、設定ファイルを手動で調整する必要がありました。AI機能については、Zeta2という編集予測モデルが思ったより賢く、コードの補完精度はCursorと大差ないと感じました。リアルタイムコラボレーション機能も試しましたが、同僚とカーソルを共有しながらペアプログラミングできるのは楽しかったです。
良かった点 トップ3
1ヶ月使って本当に良かった点を3つ紹介します。
1. 圧倒的なスピードと軽さ
大きなプロジェクトでも起動が一瞬で、ファイル検索やコード補完が遅延なく動きます。メモリ消費も少ないので、他のアプリを開きながら作業してもパソコンが重くなりません。特に、数千行のファイルをスクロールする時の滑らかさは感動ものでした。
2. Zeta2モデルの編集予測が優秀
ZedのAI補完モデル「Zeta2.1」は、2026年5月にアップデートされて28%高速化しました。タイプしている途中で次のコードを予測してくれるのですが、精度が高くて無駄な修正が減りました。しかも、Pro版なら無制限に使えるので、気兼ねなくAI補完を活用できます。
3. リアルタイムコラボレーション機能
Googleドキュメントみたいにリアルタイムでチームメンバーとコードを編集できます。お互いのカーソル位置が見えるので、「ここ直して」と音声チャットしながら作業できるのが便利でした。リモートワークで画面共有するより軽快に動きます。
残念だった点 トップ3
良い点ばかりではありません。正直に残念だった点も書きます。
1. 拡張機能(プラグイン)のエコシステムが弱い
VS CodeやCursorには何万もの拡張機能がありますが、Zedはまだ少ないです。よく使っていたGitのグラフ表示やデバッグツールがなく、別のアプリを併用する必要がありました。今後に期待ですが、現時点では物足りなさを感じます。
2. AI会話機能がCursorより限定的
ZedのAIアシスタントはコード補完と編集支援が中心で、Cursorのように自然な会話でコードの説明を求めたり、複雑なリファクタリングを依頼したりするのは苦手です。CursorのBackground Agents(並列で動くAIエージェント)のような高度な機能はまだありません。
3. 学習コストが意外とある
シンプルな設計ですが、ショートカットや設定方法がVS Codeと違うので慣れるまで時間がかかりました。公式ドキュメントは英語が中心で、日本語の情報がまだ少ないのも初心者にはハードルです。
他のツールと比べて感じた違い
筆者はCursorをメインで使っていたので、両者を比較してみます。Cursorは「AIを最大限活用したい人」向け、Zedは「速度と軽さを最優先したい人」向けだと感じました。Cursorはコードの説明、バグ修正、テスト生成など会話型AIが強力で、複雑な作業を任せられます。一方、Zedはキーボード入力から画面描画まで一貫して高速で、大規模プロジェクトでもストレスがありません。料金はCursorのProが月20ドル、ZedのProが月10ドルなので、Zedの方が安いです。ただ、Cursorは既存のVS Code拡張機能がそのまま使えるので、乗り換えコストが低いです。Zedは新しいエディタなので、一から環境を作る覚悟が必要です。個人的には、普段の軽い作業はZed、AI重視の複雑な作業はCursorという使い分けをしています。
結論:おすすめする人・しない人
おすすめする人
- エディタの動作が重くてストレスを感じている人
- リアルタイムでチームメンバーとコードを編集したい人
- シンプルで無駄のないツールが好きな人
- Rust製のネイティブアプリに興味がある開発者
- 月10ドルでAI補完を無制限に使いたい人
おすすめしない人
- VS Codeの豊富な拡張機能に依存している人
- AIとの会話で複雑なコード生成やリファクタリングをしたい人
- 日本語のサポートやチュートリアルを重視する初心者
- 新しいツールに慣れる時間を取りたくない人
まとめ
- Zed AIは2026年4月リリースの高速AIエディタで、Rust製+GPUレンダリングによる圧倒的な軽さが魅力
- 料金はPro版が月10ドル(2026年5月に値下げ)でコスパが良い
- Zeta2.1モデルによるコード補完は精度が高く、リアルタイムコラボレーション機能も優秀
- ただし拡張機能が少なく、AI会話機能はCursorより限定的
- 速度重視ならZed、AI重視ならCursorと使い分けるのがおすすめ
- 今後のアップデートでエコシステムが充実すれば、さらに魅力的なツールになる可能性大

