【正直レビュー】NotebookLM(ノートブックLM)を1ヶ月使ってわかった本音

NotebookLM(ノートブックLM)のイメージイラスト

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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この記事でわかること

  • NotebookLMを実際に1ヶ月使って感じた率直な感想
  • 無料版でどこまで使えるのか、有料版との違い
  • 他の AI ツールと比べたときの強みと弱み
  • どんな人におすすめで、どんな人には向かないか
  • 2026年の最新アップデートで変わったポイント

NotebookLM(ノートブックLM)を選んだ理由

仕事で毎日のように PDF の資料や社内ドキュメントを読む必要があり、要約ツールを探していました。ChatGPT も使っていましたが、長い PDF を何度もコピー&ペーストするのが面倒で、もっと楽な方法はないかと思っていたんです。そんなとき SNS で「NotebookLM ならファイルをアップロードするだけで要約してくれる」という投稿を見て、試しに使ってみることにしました。Google 製なので安心感があったことと、無料で使えるという点も大きな決め手でした。2026年6月に大型アップデートがあったばかりで、新機能も気になっていました。

1週間使った第一印象

最初の1週間は、とにかく「簡単すぎて驚いた」というのが正直な感想です。PDF をドラッグ&ドロップするだけで、数秒後には要約が表示されます。専門的な操作は一切不要で、中学生でも使えるくらいシンプルでした。特に気に入ったのが「音声解説(Audio Overview)」という機能です。資料の内容を2人の AI が会話形式で解説してくれるので、通勤中にイヤホンで聞くだけで内容が頭に入ってきました。ただ、日本語の資料だと音声が英語になってしまうことがあり、そこだけは少し戸惑いました。

良かった点 トップ3

1. アップロードした資料だけを元に回答してくれる
ChatGPT や他の AI は、インターネット上の情報も混ぜて回答することがあります。でも NotebookLM は、自分がアップロードした資料だけを情報源にするので、社内の機密資料でも安心して使えました。回答の横に「どのページのどの部分から引用したか」が表示されるので、裏付けを確認するのも簡単でした。

2. 対応フォーマットがとにかく豊富
PDF だけでなく、Word ファイル、Google ドキュメント、YouTube の URL、音声ファイル、さらには画像まで読み込めます。実際に会議の議事録(Word 形式)と YouTube の解説動画を一緒にアップロードして、まとめて要約させたところ、驚くほど的確な内容が返ってきました。この柔軟性は他のツールにはない強みだと感じました。

3. 無料版でもかなり使える
無料版でも最大100個のノートブック(プロジェクトのようなもの)が作れて、1つのノートブックに50個までファイルを入れられます。個人で使う分には十分すぎる容量でした。音声解説も無料で使えるので、お金をかけずに試せるのは本当にありがたかったです。

残念だった点 トップ3

1. 日本語の精度がまだ完璧ではない
英語の資料は非常に正確に要約してくれるのですが、日本語の資料だと時々おかしな表現になることがありました。特に専門用語が多い資料では、誤った解釈をすることもあったので、必ず元の資料と照らし合わせる必要がありました。完全に信頼して任せきりにするのは、まだ少し怖いです。

2. 動画解説機能は有料プラン限定
2026年6月のアップデートで追加された「Cinematic Video Overview(動画解説)」という機能が気になっていたのですが、これは Ultra プラン(月額約2万円)限定でした。音声解説は無料で使えるのに、動画になった途端に高額プランが必要というのは、少し残念に感じました。個人で契約するにはハードルが高すぎます。

3. ファイルの容量制限がある
1つのファイルあたりのサイズ上限があり、あまりにも大きな PDF(数百ページのマニュアルなど)はアップロードできませんでした。そういう場合は PDF を分割する必要があり、少し手間がかかりました。Plus プラン(月額約2,900円)にすれば制限が緩和されるようですが、無料版で大きなファイルを扱いたい人には不便かもしれません。

他のツールと比べて感じた違い

ChatGPT と比較すると、NotebookLM の最大の違いは「アップロードした資料だけを見る」という点です。ChatGPT は幅広い知識を持っていますが、その分、自分が知りたい資料以外の情報も混ざってしまうことがあります。NotebookLM は、まるで「この資料だけを読んだ専属の秘書」がいるような感覚で、情報の出どころが明確なので安心感が違いました。一方で、ChatGPT は文章の生成やアイデア出しが得意なので、使い分けが大切だと感じました。NotebookLM は「調べる・まとめる」専用、ChatGPT は「考える・書く」専用という感じで、私は両方を併用しています。

結論:おすすめする人・しない人

おすすめする人
仕事や勉強で大量の資料を読む必要がある人には、間違いなくおすすめです。特に、社内資料や論文など「外部に漏らしたくない情報」を扱う人には最適です。また、通勤時間などスキマ時間に音声で学びたい人にも向いています。Google のサービスを普段から使っている人なら、Google ドキュメントとの連携もスムーズなので、すぐに使いこなせるはずです。

おすすめしない人
逆に、「資料の要約」以外の用途(例えば、創作文章を書いたり、雑談したり)を求めている人には向きません。NotebookLM は、あくまで「リサーチアシスタント」なので、汎用的な AI チャットツールとは役割が違います。また、完璧な日本語の精度を求める人や、動画解説機能を無料で使いたい人には、今の段階ではまだ物足りないかもしれません。

まとめ

  • NotebookLM は、アップロードした資料だけを元に要約・質問応答してくれる Google 製の AI ツール
  • 無料版でも100個のノートブック、各50ファイルまで使えて、音声解説機能も利用可能
  • PDF、Word、YouTube URL、音声ファイルなど幅広い形式に対応しているのが強み
  • 日本語の精度はまだ改善の余地があり、動画解説は高額プラン限定
  • ChatGPT と役割を分けて使うのがおすすめ(NotebookLM=調べる、ChatGPT=考える)
  • 仕事や勉強で大量の資料を扱う人、機密情報を安全に要約したい人に最適
  • 2026年は大型アップデートが続いているので、今後の進化にも期待できる