GPT-4o廃止!2月13日までにやるべき移行準備まとめ

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

taolis.net X note Voicy YouTube

この記事でわかること

  • GPT-4oがいつ、なぜ廃止されるのか
  • 廃止される4つのモデルの一覧と期限
  • GPT-5.2とGPT-4oの違い
  • GPT-4oが愛された理由とユーザーの反応
  • 今すぐやるべき移行準備のチェックリスト

OpenAIが、ChatGPTの人気モデル「GPT-4o」を2026年2月13日に廃止すると発表しました。GPT-4oは「温かみのある会話ができる」と多くのユーザーに愛されてきたモデルです。

この記事では、廃止の詳細しょうさいと、今からやっておくべき移行準備について中学生でもわかるようにやさしく解説します。

GPT-4oが2月13日で使えなくなる!何が起きる?

まず結論からお伝えすると、2026年2月13日以降、ChatGPTのモデル選択メニューから「GPT-4o」が消えます。つまり、ChatGPTで会話するときにGPT-4oを選ぶことができなくなるのです。

ただし、過去の会話はすべて残ります。今までGPT-4oとやり取りした内容は消えないので安心してください。会話を続けることもできますが、そのときは別のモデル(GPT-5.2など)に自動で切り替わります。

たとえるなら、いつも使っていたお気に入りのペンが廃番はいばんになるようなもの。書いたノートは残るけど、同じペンではもう書けない、というイメージです。

廃止されるモデルは4つ:一覧と期限

今回廃止されるのはGPT-4oだけではありません。合計4つのモデルが対象です。

  • GPT-4o:2024年5月に登場した人気モデル
  • GPT-4.1:GPT-4oの改良版
  • GPT-4.1 mini:軽量で高速なモデル
  • OpenAI o4-mini:推論(じっくり考える)タイプの軽量モデル

期限は以下のとおりです。

  • 2月13日:ChatGPTのモデル選択から削除
  • 2月16日:API(開発者向け)でも利用終了。呼び出すとエラーになる
  • 4月3日:Business・Enterprise・Edu向けカスタムGPTsでの利用も終了

つまり、一般ユーザーは2月13日、開発者は2月16日、法人ほうじんユーザーは4月3日がそれぞれのタイムリミットです。

なぜGPT-4oは廃止されるのか?

OpenAIが廃止を決めた理由は、ずばり「もうほとんど使われていないから」です。

現在、ChatGPTの利用の大半はGPT-5.2に移っています。GPT-4oを毎日選んでいるユーザーは全体のわずか0.1%にとどまっているとのことです。

たとえるなら、ガラケーがスマホに置き換わったのと似ています。まだガラケーを使っている人はいるけれど、ほとんどの人はスマホに乗り換えた。だからガラケーの製造せいぞうが終わる、というイメージです。

また、OpenAIは「GPT-5.1やGPT-5.2で、GPT-4oの良さ(温かみのある会話スタイル)を継承けいしょう・改善した」と説明しています。性格のカスタマイズ機能や創造性の強化が進んだため、GPT-4oがなくてもユーザーのニーズを満たせると判断したようです。

GPT-5.2とGPT-4oの違いをやさしく比較

「GPT-4oの代わりにGPT-5.2を使えばいいの?」と思った方のために、2つのモデルの違いを整理します。

処理できる文章の長さ

GPT-4oは一度に約12万8千トークン(日本語で約6万字)を処理できました。GPT-5.2はなんと40万トークン(日本語で約20万字)まで対応します。つまり、約3倍の長さの文章を一度に読み書きできるようになりました。

プログラミング能力

プログラムのバグを直すテスト(SWE-bench)では、GPT-4oの正解率が約30%だったのに対し、GPT-5.2は約75%と大幅に向上しています。プログラマーにとっては頼もしい進化です。

会話の自然さ

GPT-4oは「友達のように話せる」と評判ひょうばんでしたが、GPT-5.2もその温かみを受け継いでいます。OpenAIによると、GPT-4oユーザーの声をもとに、GPT-5.1・5.2では会話スタイルを改善したとのことです。

音声会話の速さ

ひとつだけGPT-4oが優れている点があります。それは音声会話のレスポンス速度です。GPT-4oは約230〜320ミリ秒と、ほぼリアルタイムで返答できます。GPT-5.2はまだこの点ではGPT-4oに追いついていないと言われています。

GPT-4oを愛したユーザーの声

実は、GPT-4oの廃止は今回が初めてではありません。2025年8月にも一度廃止が発表されましたが、そのときはユーザーから猛烈な反発が起きました。

「GPT-4oを返して!」という声がSNSにあふれ、OpenAIのサム・アルトマンCEOが「十分な予告期間を設ける」と約束して、異例の復活を果たしたのです。

ユーザーがGPT-4oに愛着あいちゃくを持った理由はさまざまです。

  • 「まるで友達と話しているような温かみがあった」
  • 「小説や物語を書くときの相棒だった」
  • 「些細な成功でも褒めてくれるのが嬉しかった」

GPT-4oは、多くのユーザーにとって「ただのAI」ではなく、「感情的なつながりを感じられる特別な存在」だったのです。今回の廃止でも惜しむ声が出ていますが、OpenAIとしてはGPT-5.2にその良さを凝縮ぎょうしゅくしたという立場です。

今すぐやるべき移行準備チェックリスト

2月13日の廃止に向けて、今からやっておくべきことを整理せいりしました。

一般ユーザー向け

  • 大事な会話を保存する:過去の会話は残りますが、念のためエクスポートしておくと安心です
  • GPT-5.2を試してみる:今のうちにGPT-5.2に切り替えて、使い心地を確認しましょう
  • カスタム指示を見直す:GPT-4o向けに設定していた指示があれば、GPT-5.2でも同じように動くか確認しましょう

開発者・ビジネスユーザー向け

  • APIの呼び出し先を変更する:2月16日以降、GPT-4oのAPIはエラーになります。GPT-5.1またはGPT-5.2に切り替えましょう
  • カスタムGPTsを確認する:GPT-4oベースで作ったカスタムGPTsは自動でGPT-5.2に移行されますが、応答のトーンや拒否の基準が変わる可能性があります。テストしておきましょう
  • プロンプトをテストする:GPT-4o向けに調整したプロンプト(指示文)をGPT-5.2で試し、出力の違いを確認しましょう
  • 法人ユーザーは4月3日まで猶予あり:Business・Enterprise・Eduプランは、カスタムGPTs内でのGPT-4o利用が4月3日まで継続されます

まとめ

今回の記事のポイントをまとめます。

  • GPT-4oなど4つのモデルが2月13日にChatGPTから廃止される
  • APIは2月16日、法人カスタムGPTsは4月3日に利用終了
  • 廃止の理由は利用者の99.9%がGPT-5.2に移行済みだから
  • GPT-5.2は処理能力やプログラミング能力で大幅に進化している
  • GPT-4oの温かみのある会話スタイルはGPT-5.2にも受け継がれている
  • 今のうちにカスタム指示やプロンプトのテストをしておこう

GPT-4oはたくさんのユーザーに愛されたモデルでした。しかし、技術は常に進化します。GPT-5.2は性能面で大きく向上しているので、この機会にぜひ新しいモデルを試してみてください。

参考文献

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です