Google TrendsにGemini搭載!AI検索分析の使い方

Google TrendsとGemini AIの統合イメージ

伊東雄歩
監修者 伊東 雄歩

株式会社ウォーカー CEO。東北大学卒。MENSA会員、JDLA認定講師、健全AI教育協会理事。生成AI×教育・学習科学を専門とし、2億円超のシステム開発プロジェクトを統括。

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この記事でわかること

  • Google TrendsにGeminiが統合とうごうされた背景と新機能の全体像
  • AIが自動で関連キーワードを最大8つ提案してくれるしくみ
  • マーケターやブロガーがすぐ使える具体的な活用方法
  • SEO対策やコンテンツ作成が今後どう変わるのか

2026年1月、Googleが検索トレンドを調べるツール「Google Trends」に大きなアップデートを行いました。なんと、Googleの最新AI「Gemini(ジェミニ)」が組み込まれたのです。これにより、キーワードを入力するだけでAIが関連する検索ワードを自動で見つけてくれるようになりました。

つまり、「どんなキーワードを調べればいいかわからない」という悩みを、AIが解決してくれるわけです。この記事では、新しくなったGoogle Trendsの機能と、その使い方をわかりやすく解説します。

Google TrendsのGemini統合とは?何が変わった?

Google Trendsは、世界中の人々が「今なにを検索しているか」を調べられる無料ツールです。これまでは自分でキーワードを入力して、ひとつずつトレンドを確認する必要がありました。

今回のアップデートで、「探索たんさく」ページにGeminiが搭載されました。Geminiとは、Googleが開発した高性能なAIモデルのことです。たとえるなら、優秀なリサーチアシスタントがそばにいるようなイメージです。

具体的には、以下の3つが大きく変わりました。

  1. AIによる関連キーワードの自動提案:入力したキーワードに関連するトレンドを、最大8つまで自動でグラフに表示してくれます
  2. サイドパネルの追加:画面右側にGemini専用パネルが表示され、深掘りのヒントやプロンプト(質問文)を提案してくれます
  3. デザインの刷新:各キーワードに専用の色とアイコンが付き、グラフがとても見やすくなりました

新機能の目玉!AIが関連キーワードを自動提案

今回のアップデートで一番注目すべき機能は、Geminiによる関連キーワードの自動提案です。

たとえば、「犬の品種」と検索するとします。すると、Geminiが自動的に「ゴールデンレトリバー」「ビーグル」「トイプードル」など、関連する人気の品種名を見つけてグラフに追加してくれます。

これまでは、比較できるキーワードは最大5個まででした。でも今回の更新で最大8個まで同時に比較できるようになりました。さらに、「急上昇きゅうじょうしょうワード」の表示数も2倍に増えています。

ちなみに、この機能は完全に無料で使えます。追加の課金は一切ありません。

具体的な使い方をステップで解説

新しいGoogle Trendsの使い方は、とてもシンプルです。以下のステップで試してみましょう。

ステップ1:Google Trendsにアクセス
ブラウザで「trends.google.com」を開きます。デスクトップ版から順次展開されているので、パソコンでの利用がおすすめです。

ステップ2:探索ページを開く
メニューから「探索(Explore)」をクリックします。新しいデザインのページが表示されるはずです。

ステップ3:キーワードを入力
調べたいキーワードを入力します。自然な日本語でもOKです。たとえば「2026年に売れている家電」のような文章でも検索できます。

ステップ4:Geminiの提案を確認
画面右上に表示される「検索語句の候補」ボタンをクリックすると、サイドパネルが開きます。ここにGeminiが選んだ関連キーワードと、さらに深掘りするためのヒントが表示されます。

ステップ5:グラフで比較
気になるキーワードをクリックすると、自動でグラフに追加されます。色分けされたグラフで、トレンドの推移を一目で比較できます。

マーケター・ブロガーにとってのメリット

この新機能は、特にWebマーケティングやブログ運営をしている方に大きなメリットがあります。

キーワード選定の時間を大幅に短縮
これまでは、関連キーワードを見つけるために複数のツールを行き来する必要がありました。Geminiが自動で提案してくれるので、工数こうすうが大きく減ります。

見落としていたキーワードの発見
人間だけでは気づかなかった関連ワードをAIが見つけてくれます。たとえば、「ダイエット」を調べたとき、「16時間断食」や「プロテインバー」など、意外な関連トピックが出てくることがあります。

コンテンツの網羅性がアップ
AIが提案するキーワード群をもとに記事を書けば、読者の検索意図を幅広くカバーできます。これはSEO(検索エンジン最適化)の観点でもとても有利です。

競合分析がかんたんに
GeminiはGoogle検索とリアルタイムに連携しています。そのため、競合サイトがどんなキーワードで注目を集めているかを、最新データで確認できます。

2026年のSEOトレンドとの関係

Google TrendsへのGemini搭載は、2026年のSEOトレンドと深くつながっています。

今、検索の世界では大きな変化が起きています。GoogleのAI Overview(AIによる検索結果の要約)やChatGPTなどが、ユーザーの質問に直接回答するようになりました。その結果、ゼロクリック検索(検索結果ページだけで満足してサイトを訪問しない検索)が全体の約60%を占めるようになっています。

こうした時代では、「ひとつのキーワード」だけを狙うのではなく、トピック全体をカバーする記事を作ることが重要です。Google TrendsのGemini機能は、まさにこのトピック網羅型のコンテンツ作りを支援してくれます。

たとえば、ブログ記事を書くとき、メインのキーワードだけでなく、Geminiが提案する関連キーワードもH2やH3の見出しに取り入れることで、AIが「この記事はトピック全体を網羅もうらしている」と判断しやすくなります。

注意点と今後の展開

便利な新機能ですが、いくつか知っておきたいポイントがあります。

現在はデスクトップ版のみ
2026年2月時点では、デスクトップ版から順次展開中です。スマホ版はまだ対応していない場合があります。

旧デザインとの切り替えは一時的
現在は画面上部のスイッチで旧デザインに戻せます。しかし、Googleは2026年3月ごろまでにこの切り替え機能を廃止する予定と発表しています。つまり、いずれ全ユーザーが新デザインに移行することになります。

AIの提案を鵜呑みにしない
Geminiの提案は非常に便利ですが、最終的な判断は人間が行うべきです。AIが提案したキーワードが自分のビジネスやサイトに合っているかは、必ず確認しましょう。

今後は、モバイル版への展開や、より高度な分析機能の追加が期待されています。Googleは検索関連のツールにAIをどんどん取り入れており、Google Trendsもさらに進化していくと言われています。

まとめ

Google TrendsへのGemini搭載は、キーワード分析の方法を大きく変えるアップデートです。最後に要点をおさらいしましょう。

  • 2026年1月14日に、Google Trendsの探索ページにGemini AIが統合された
  • 関連キーワードを最大8つまで自動提案してくれる新機能が追加
  • 急上昇ワードの表示数が2倍に増加し、比較がしやすくなった
  • サイドパネルでGeminiに直接質問でき、深掘りリサーチが簡単に
  • 機能は完全無料で、追加課金なしで利用可能
  • マーケターやブロガーのキーワード選定作業が大幅に効率化される
  • 2026年のSEOでは「トピック網羅型」のコンテンツ作りが重要であり、この機能はそれを強力にサポートする

Google Trendsは誰でも無料で使えるツールです。まだ試していない方は、ぜひ今日「trends.google.com」にアクセスして、Geminiの提案を体験してみてください。

参考文献

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