はじめに
2026年1月6日(日本時間)、ラスベガスで開催された世界最大のテクノロジー見本市「CES 2026」において、ソニー・ホンダモビリティは、モビリティの未来を再定義する画期的な発表を行いました。同社が世界初公開したのは、次世代の電気自動車(EV)プロトタイプ「AFEELA Prototype 2026」です。このプロトタイプは、単なる移動手段としての車ではなく、「Creative Entertainment Space(クリエイティブ・エンタテインメント・スペース)」としての新しい価値を提案し、AI技術を駆使して、私たちの移動体験を根本から変えようとしています。本記事では、AFEELA Prototype 2026が提示する未来のモビリティ像と、その中心にあるAI技術の可能性について詳しく解説します。
AFEELA Prototype 2026:移動がエンタテインメントになる日
ソニー・ホンダモビリティが発表した「AFEELA Prototype 2026」は、昨年発表された「AFEELA 1」のコンセプトをさらに進化させたモデルです。このプロトタイプは、より広々とした室内空間と、乗る人すべてが楽しめるエンタテインメント機能に重点を置いて設計されています。同社は、このプロトタイプをベースとした新型モデルを、2028年以降に米国市場で発売する計画も明らかにしました。
車両AIが実現する「Creative Entertainment Space」
AFEELAの核となるのは、高度な車両AIです。このAIは、単に運転をアシストするだけでなく、車内空間を「Creative Entertainment Space」へと変貌させます。これは、車が移動中に映画を観たり、ゲームをしたり、あるいは仕事やクリエイティブな活動を行ったりできる、まるで動くリビングルームやオフィスのような空間になることを意味します。
具体的には、以下のようなAI機能が提案されています。
•パーソナライズされたエンタテインメント: 乗員の好みや気分に合わせて、最適な音楽、映像コンテンツ、ゲームなどをAIが提案します。車内のディスプレイは、高精細な映像コンテンツを楽しむための最適な環境を提供し、移動時間をより豊かで楽しいものに変えるでしょう。
•AI音声アシスタント: 自然な会話で操作できるAI音声アシスタントが搭載されます。目的地設定、音楽再生、車内環境の調整はもちろんのこと、AIとの会話を通じて情報収集やアイデア出しを行うことも可能になるかもしれません。これにより、運転中でも安全かつ快適に様々な操作が行えるようになります。
•「PS リモートプレイ」の導入: ソニーグループの強みを生かし、PlayStationのゲームを車内で楽しめる「PS リモートプレイ」が導入されます。これは、ゲーム愛好家にとっては夢のような機能であり、長距離移動の退屈さを解消し、車内での過ごし方を大きく変える可能性を秘めています。
高度な自律走行技術と安全性
AFEELA Prototype 2026は、Qualcommの高性能な車載向けプラットフォーム「Snapdragon Digital Chassis」を採用しています。これにより、高度な自律走行技術と先進的な安全機能が実現されます。同社は、Level 2+からLevel 3の自律走行を目指しており、将来的にはより安全で快適な移動を提供することを目指しています。
•Level 2+ / Level 3自律走行: 高度な運転支援システム(ADAS)により、高速道路での自動運転や、特定の条件下でのハンズオフ運転が可能になります。これにより、ドライバーの負担が軽減され、よりリラックスした移動が実現します。
•Qualcomm Snapdragon Digital Chassis: このプラットフォームは、AI処理能力、高速通信、セキュリティ機能を統合しており、AFEELAの高度なAI機能と自律走行を支える基盤となります。車両のセンサーから得られる膨大なデータをリアルタイムで解析し、安全かつ効率的な走行を可能にします。
デザインとユーザーエクスペリエンス
AFEELA Prototype 2026は、洗練されたデザインと、ユーザー中心のインターフェースも特徴です。シンプルでありながらも未来的な外観は、所有する喜びを感じさせ、直感的で使いやすい操作性は、誰でも快適に車を使いこなせるように設計されています。車内外のディスプレイは、単なる情報表示だけでなく、乗員とのインタラクションを深めるための重要な要素として機能します。
まとめ
ソニー・ホンダモビリティがCES 2026で発表した「AFEELA Prototype 2026」は、車が単なる移動手段から、AIとエンタテインメントが融合した「Creative Entertainment Space」へと進化する未来を示しています。高度な車両AIによるパーソナライズされた体験、AI音声アシスタント、そしてPlayStationとの連携は、私たちの移動時間をより豊かで楽しいものに変える可能性を秘めています。
また、Qualcomm Snapdragon Digital Chassisを基盤とした高度な自律走行技術は、安全性を高めるとともに、ドライバーの負担を軽減し、移動の自由度を広げます。ソニー・ホンダモビリティは、このAFEELAを通じて、人と車の関係性を再定義し、新しいモビリティの価値を創造しようとしています。2028年以降の米国市場での発売が今から待ち遠しい、未来の車がここにあります。
参考文献
•AFEELA Official News: 2026年01月06日 「CES® 2026」で「AFEELA Prototype 2026」を世界初公開
キーワード: ソニー・ホンダモビリティ, AFEELA, CES 2026, EV, AI, 自動運転, Creative Entertainment Space, PlayStation, Snapdragon Digital Chassis, 未来の車, モビリティ, エンタテインメント


