
「ChatGPTは知っているけど、GPTsって何?」と思ったことはありませんか?
GPTsとは、ChatGPTを“自分専用”にカスタマイズできる機能のこと。使いこなせば、仕事も学習も副業も、もっとラクに、もっと楽しくなる可能性を秘めています。
この記事では、GPTsの基本から使い方、活用例、作り方、さらには上級者向けの活用方法まで幅広く解説。もちろん、初心者にもわかりやすく紹介します。
あなたの“AI活用の一歩目”に、この記事がなれば嬉しいです。

GPTsとは?-ChatGPTを自分好みにカスタマイズできる機能
GPTsとは、ChatGPTのGPT-4oモデル上で動作する“自分専用AI”です。
ユーザーが目的や用途に合わせて、性格や専門性、会話スタイルを設定することで、まるで「専属アシスタント」のように使えるようになります。
たとえば、以下のようなGPTsが実際に使われています:
- 旅行プランを提案してくれるGPT:日本国内旅行アドバイザー
- 英語の家庭教師として学習をサポートするGPT:英会話コーチ
- Webマーケティング用の分析アシスタントGPT:優秀!ビジネス分析のエキスパート
これらはすべて、誰でも無料で利用可能です。
GPTsの特徴とメリットまとめ
ノーコードで作れる
GPTsは、専門知識なしでも作れるのが最大の魅力。指示文(プロンプト)を入力するだけで、自分好みのAIを設計できます。
また、ChatGPTに「こういうGPTsがつくりたい。」と相談すると、ChatGPTが適切なプロンプトなどの設定も行ってくれるので初心者でも安心してGPTsを作ることができます。
個性や専門性を反映できる
GPTsは、話し方・性格・得意分野を自由に設計可能。たとえば「敬語で優しく話す弁護士GPT」や「フレンドリーな英語講師GPT」など、あなたのニーズにぴったりのAIを作れます。
GPT Storeで公開・共有可能
作成したGPTsは「GPT Store」に公開可能。他の人が作ったGPTsを検索・利用することもでき、人気ランキングからおすすめのGPTsを探すこともできます。
ChatGPTより「賢く使える」理由
ChatGPTにその都度指示を出さなくても、あらかじめ設定されたGPTsが自動的にあなたの意図を汲み、最適な応答を返してくれます。毎回プロンプトを入力する手間が省けて、業務の効率化につながります。
ChatGPTとGPTsの違いとは?
汎用型と特化型の違い
ChatGPTは幅広く対応できる“汎用型AI”。一方、GPTsは特定の目的に特化した“専用AI”です。毎回指示が必要なChatGPTに対し、GPTsは設定済みのプロンプトで効率よく最適な回答を提供します。用途に応じて、汎用型のChatGPTとより専門的なGPTsを使い分けることで、AIをより効果的に活用できます。
使用シーン別の使い分け
ChatGPTとGPTsは、それぞれ得意なシーンが異なるため、状況に応じて使い分けることで最大限の効果を発揮します。
- GPTs:業務の効率化や専門的なサポート、継続的に同じ作業を依頼したい場合
特定の目的がある場合はGPTsが圧倒的に効率的 - ChatGPT:日常的な質問や雑談、簡単なアイデア出しなど
すぐに答えが欲しい時や幅広いジャンルの相談には、特別な設定なしで利用できる
このように、ChatGPTは“オールラウンダー”として、GPTsは“専門職”として使い分けるイメージを持つことで、AIをより戦略的に活用することができます。
GPTsでできること-活用事例3選
業務効率化の支援
- 会議議事録を自動生成するGPT:議事録作成AI by EEC
- メールの文章を下書きしてくれるGPT:ビジネスメール
- タスクやスケジュールを整理してくれるGPT:タスク管理コーチGPT
学習サポート
- 英語・TOEIC・資格試験対策などの問題作成GPT:TOEIC Part5~7 目指せ800点
- FP1級の試験対策をしてくれるGPT:FP1級 学習サポート
- 高校数学の学習をサポートしてくれるGPT:高校数学 学習サポート
副業支援
- ブログ構成やSEOキーワード提案GPT:ブログ執筆アシスタント
- SNS投稿のテンプレート生成GPT:SNS投稿つく〜る
- ライティングや商品説明文の補助GPT:ライティングGPTs
ChatGPT GPTsの作り方|初心者でもできる3ステップ
Step1:名前と概要を設定
まずはGPTに名前をつけ、どんな用途で使うかの概要を設定します。例:「副業サポートくん」や「TOEIC英語先生」など。

Step2:役割・口調・目的を指示文でカスタマイズ
プロンプト(指示文)を通じて、AIの口調や役割を具体的に決めます。例:「あなたは丁寧で親しみやすいカウンセラーです。相談内容を聞き出してアドバイスしてください。

Step3:ファイル・ツール・公開設定などを選ぶ
必要に応じて、ファイルの読み込み(PDFや画像)やウェブブラウザ機能、APIとの連携なども設定可能。 完成したら、GPT Storeに公開するか、非公開のまま使うかを選べます。

ChatGPTのおすすめGPTs5選を紹介!
Canva GPT(画像制作)
Canva GPTは、デザイン作成をサポートするGPTです。プレゼン資料やSNS投稿用バナー、チラシなどのデザイン案を提案してくれるので、デザイン初心者でも簡単におしゃれなビジュアルを作成できます。Canvaと連携しているため、指示するだけで効率的にデザインが完成します。
Chat with PDF(資料読解)
Chat with PDFは、PDFファイルをアップロードするだけで、その内容を要約・整理してくれる便利なGPTです。長文の資料やマニュアルも素早く理解できるため、ビジネス資料の確認や学習効率の向上に役立ちます。必要な情報をピンポイントで引き出せるのが特徴です。
Advanced Data Analysis(データ分析)
Advanced Data Analysisは、表計算データやCSVファイルを解析し、グラフや統計情報を自動生成してくれるGPTです。データ分析に不慣れな人でも、簡単に視覚的なレポートを作成できるため、業務改善やマーケティング分析に最適です。
Writing Assistant(ライティング補助)
Writing Assistantは、文章作成をサポートするGPTで、ブログ記事やレポート、メール文の構成案や言い回しの改善提案を行ってくれます。誤字脱字のチェックはもちろん、読みやすい文章へのリライトも得意とするため、ライターやビジネスパーソンに人気です。
AI旅行プランナー(エンタメ系GPT)
AI旅行プランナーは、希望の旅行先・日程・予算を入力するだけで、最適な旅行プランを提案してくれるGPTです。観光スポットの紹介や移動手段のアドバイス、宿泊先の候補まで提示してくれるので、旅行の計画がスムーズに進みます。休日や出張の予定を立てる際にも便利です。
GPTsを使う前に知っておきたいこと
GPTsは無料で使える?
GPTsの利用は、基本的に無料プランでも使うことができます。GPT Storeから他人が作ったGPTsを使用することができますが、GPTsを作成するためにはPlus以上の有料プランに加入する必要があります。
一言でまとめると:
- GPTsを作成したい場合 → 有料プランへの加入が必要
- ストアの閲覧、GPTsの使用→ 無料プランでも使用可能
まずはストアをのぞいて、気になるGPTsがあったら実際に使ってみましょう。
公開設定の注意点(情報漏洩・著作権)
GPTsを公開する際は、ユーザーが予期しない形でその内容を利用する可能性があることを想定し、慎重に取り扱う必要があります。具体的には以下の点に注意しましょう:
- 氏名・メールアドレス・住所などの個人情報を含まない
- クライアントとの守秘義務に関わる情報は避ける
- 文章・画像・資料などに著作権があるコンテンツは使用しない
- 企業ロゴやブランド名を含む場合、商標権・使用許諾の確認を行う
また、GPTsは一度公開すると不特定多数のユーザーが利用できるため、悪用されないよう事前にテストと見直しを行うことが推奨されます。
GPTsにも限界はある(過信しすぎない)
GPTsは非常に強力なツールですが、完全に正確・信頼できるわけではありません。
たとえば:
- 文脈の解釈を間違える場合がある
- フェイク情報をあたかも本当のように出力することがある
そのため、ビジネスや学習において活用する際も「人の確認」が必須です。AIを“鵜呑みにする”のではなく、“補助ツール”として賢く使いこなすことが、正しいGPTsとの付き合い方です。
GPTsの“その先”にある活用とは?(上級編)
RAG(独自データ活用)
RAG(Retrieval-Augmented Generation)は、GPTが外部データベースから情報を検索しながら回答を生成する手法です。たとえば、社内のFAQやマニュアル、商品カタログなどを事前に用意しておけば、GPTがその中から最適な情報を引き出して回答してくれます。
この仕組みにより、「GPTが知らないことを教えられる」状態を作り出すことができ、ビジネスシーンやカスタマーサポートなどでの活用が一気に広がります。
API・外部ツール連携
OpenAIのAPIを活用すれば、GPTsを他のWebアプリケーションやサービスと連携することが可能になります。たとえば、次のような連携が考えられます:
- Notionと連携して、自動で議事録をまとめてノート化
- Googleカレンダーと連携して、会議内容から予定を自動追加
- Slackと連携して、チャットボットのように動かす
こうしたAPI連携は、業務フローの自動化や生産性の最大化につながります。
ファイル対応やマルチモーダル応答
最新のGPTsでは、テキストだけでなくPDF、画像、表データ、音声など複数の形式を扱うことができる「マルチモーダル対応」が進化しています。
たとえば:
- PDFマニュアルを読み込んで重要ポイントを抽出
- スクリーンショット画像から問題箇所を分析
- 音声入力から要件を理解して文字起こし+整理
こうした進化により、GPTsは「文章を読むAI」から「状況を理解して提案できるAI」へと進化しつつあります。
まとめ|GPTsをきっかけに、AIを“使う人”から“活かす人”へ
自分専用のAIを持てる時代へ
これまでAIは一部の専門家や企業が使うものと思われがちでしたが、GPTsの登場により状況は一変しました。今では、誰でも簡単に「自分だけのAIアシスタント」を持つことができる時代です。
業務の効率化、学習のサポート、副業の強力な武器として、あなたの目的に合わせたAIがすぐに手に入ります。AIを活用できる人材は今後ますます重宝されるため、GPTsを使いこなすことは、スキルアップにも直結します。
まずは使ってみることから
GPTsの魅力は、何と言ってもその手軽さにあります。難しい設定や専門知識は不要で、すでに公開されているGPTsを選んで使うだけでも、日常や仕事が驚くほど効率化されます。
まずはGPT Storeを覗いて、気になるGPTsを試してみましょう。実際に使うことで「こういう使い方ができるんだ!」と新たな発見があるはずです。
もし「もっと自分に合ったGPTsを作りたい」と思ったら、ChatGPTに相談しながらカスタマイズするのもおすすめです。最初の一歩を踏み出せば、あなたのAI活用は確実にレベルアップしていきます。
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